勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法
- ダイヤモンド社 (2022年5月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478112977
作品紹介・あらすじ
★韓国で40万部のベストセラー
★韓国最大オンラインサイトで5年連続スタディ部門売上1位
★学生の98.4%が「勉強をしたくなった」と回答した秘伝の書
韓国は言わずと知れた学歴社会。学歴がその人の人生をほぼ決めるため、大学入試は韓国をあげての一大イベントです。『ずるい暗記術』の講演で韓国に行った時にも感じましたが、勉強熱は日本の比ではありません。
本書は、改訂版を含み、40万部を超えるベストセラーとなりました。 本書のポイントは、テクニカルな部分はあまりなく、心に訴える内容が多いこと。 そして、中高生のバイブルとして、何度も繰り返し読まれる本だということ。独学勉強法のタイプでもあまり類を見ないものです。
そこまで熱狂的にさせたのは、本書が青少年向けの自己啓発エッセイで、「勉強の本質と意味」を伝える本 だからでしょう。著者はどんなにいい勉強法を知っても、国内で最も有名な講師の授業を受けても「勉強しようとする固い意思」と「勉強の楽しさ」を知らないと、成績を上げられないと断言します。
あらゆる「無駄なこと」を日常的にしてきた過去を後悔し、涙ながらに勉強に励んだエピソード、田舎の学校で虫と死闘しながら勉強していた話は10代たちの深い共感を呼んでいます。また、「勉強にいい7つの習慣」「今日一日を最も勉強しやすい日にする秘法」「不満をなくす考え方」など、心の引き締めを助ける有益なコンテンツがあります。ところどころ、いいメッセージがもり込まれており、本書を通して自ら勉強をする理由が見つかるはずです。
感想・レビュー・書評
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これを一年ほど前から読み始めました。これを読んで、勉強が楽しくなりすぎて、この本を読み終わらないまま今に至りました。この本に書かれていることは心の芯まで響いてきます。
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身の回りを綺麗にする。散らかっていると人間の五感が反応し、集中が続かない。
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人生で後悔することの各世代上位にあるのが「もっと勉強しておけばよかった」であり、勉強することで心が強くなり成長ができる。続けられないのは夢と目標を立てられておらず、自分に自信がないため。
わたしらには幸い学ぶ自由があり、手遅れはない。学びたい,手遅れか?と思った今こそ最善の時。
なるほど、すぐにでも机に向かいたくなる!
222冊目読了。
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借りたもの。
「何故勉強をするのか?」――義務教育が始まったばかりの子供の頃、学生になって勉強が苦痛で、思うように結果が出なくてしんどい時に――誰しも疑問に思い音を上げたくなる瞬間が何度も来る。
それをやさしく激励してくれる自己啓発。
勉強が何故大切なのか諭してくれる。
そしてタイトル通り「勉強が面白くなる瞬間」…成功体験、成長の実感がある事を説いている本。
勉強に集中するためのハウツーではなく、心がまえの話。
何となく、学生向けかな?とも思ったが、大人でも興味がわかない分野を学ばなければならない瞬間にぶち当たる事もあるので、その対策としてのマインドフルネスが参考になると思った。
人生で一番後悔していることに関して、様々な世代で共通しているのは「もっと勉強しておけばよかった」。
勉強とは、人生をより豊かに彩ってくれる「知識」と「知恵」を得る体験であること。
それが自分の人生を成長させるものであること。
学生の時分であれば、全ての科目には学ぶだけの理由がある……
全ては一度きりの人生を大事にするために!!
自分が「生きたい姿」が“夢”。
よりよい自分になるために「真剣に叶えようと決めたもの」は大小全て“目標”。
勉強が苦しいのは仕方のない事。
何故なら自己との戦いの連続だから。
他人との競争をやめる。
競争相手は過去の自分、自分の限界。
これらを克服するために必要な事は「集中力」――「いま、ここ」にあること――に重点を置くこと。
それは一時期、ビジネス自己啓発でも話題になったマインドフルネスでもある。
そのための習慣を提案。
1.背筋を伸ばして座る
2.ながら勉強をやめる
3.ノートは「見た目」よりも「中身」
4.「VIP席(教卓に近い前から2列目中央)」をキープする
5.風邪をひかない体を作る
6.休み時間を使ってエネルギーを蓄える
7.机やカバンの状態に気をつける
これらを3週間続ける事(21日の法則)。
「うまくいかない理由」を並べずに「うまくいく方法」を探すこと(p.217)。
そのための「不平不満をなくす3つの心構え」
1.「やったことがない」のと「できない」のは違う
2.「正しい選択」も「誤った選択」も存在しない
3.過ぎたことは全てうまくいったこと
著者はそうして、「どうすれば勉強する時間をつくれるのか」を考えるようになった、との事。
後半は日本よりも強い儒教的な要素が前面にでてきたかな…?と思った。
先生に礼儀を尽くす、親を大切にする……
儒教関係なく、当たり前の事ではあると思いつつ、これを強く語る点で。
成人していなければ親のお金で勉強している…
勉強できるのは「富める者の特権」であること。本当にそれ!!
合間に入っているコラム「Veyond Story」には歴史人物、ピカソのエピソードなども記載。
それらはどんな偉人も自己と向き合う事、日々の勉強・積み重ねによって偉業を成し遂げたことが伺える。
その最後に大邱地下鉄放火事件の犠牲者の母親との最後のやりとりのエピソードが入っていた……心が痛い。人生とは一度きりである事を意識させるメメント・モリなエピソードとはいえ…… -
「どうして勉強しないといけないの?」の疑問に対して、はっきりと答えられるようになりたくて、読んでみました。また、勉強の意義が見出せず、進路も決まっていない高一の娘に、すすめられるかなと思ったのも、買った理由の一つです。
全ての勉強の目標は、「世の中で生きていく力」を手に入れることにあります。
特に国語、英語、数学のような基礎科目は、何かに使うために学ぶというより、「人生を生きるのに必要な能力」を伸ばすために学ぶのです。
この言葉が心に残りました。
なぜ、数学を勉強するのかの記述も、なるほどなと思いました。
後半は、精神論的なことも多く、娘に絶対にオススメとは言えませんが、コラム等ためになる話も多かったです。 -
勉強する人に最初に読んで欲しい。
すべての人にとって人生は勉強だ。
だとしたらすべての人に読んで欲しい。 -
Amazonのおすすめに現れ、帯には韓国の中高生98.4%が勉強したくなったと書いてあり、どんな魔法がかけられるのだろうかと興味津々で読み始めた。結果的には、一般的な勉強啓蒙本で、目新しいことは書いておらず、非常に純粋な読者は勉強へのモチベーションは高まるのだと感じた。
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今まで逃げ続けて、自分の苦手なことから避けた自分にはなかなかささる本だった。
21日間だけでも習慣付けてこれから頑張っていきたい。 -
なぜ勉強するのか、勉強に向かう心の姿勢について。
PART 1
・進度も能力も差がついている自覚。それでも自分を諦めない
・勉強の本質は「競争」ではなく「成長」。最終的に自分が望んでいたものが手に入ったか
PART 2
・自分は自分の人生を世界で一番大事に扱うべき人間
・勉強は「自分の人生を成長させる」自分と一生をともにする「自分自身」をつくる作業
→順位を上げること等に気を取られず、勉強を通して自分のどこがよくなるかを意識する
・夢とは、自分が「行きたい姿」
・目標とは、自分が今行動するための具体的な基準
・欲望とは、「運良く手に入ればいいなという漠然とした願い」
→目標型か欲望型か
・孟宗竹の準備。5年根を張り一気に伸びる
・国語、英語、数学等全ての学問は学ぶべき理由がある。「使うことがあるかどうか」ではなく、勉強を通して何が得られるか」
→国語を通じて他人を説得したり自身の思考を明確に整理する「語彙力」「表現力」を、英語を通じて「認知的柔軟性」を、数学を通じて哲学に必要な「記憶力」「論理力」「観察力」「推理力」「想像力」「理解力」「正確性」を身につける
・勉強することは消耗ではなく増強する。やる気がないときこと「絶好のチャンス」
→鳥は風の強い日に巣作りをする
PART 3
・他人と競わず(目標設定、自己理解のための比較は有効)、昨日の自分にあらゆる面で勝つ
・自分の限界、最大値と競う
・他人とは、彼らの人生に対する「態度」を競うことでモチベーターとする
・「いま、ここ」に集中する
・最初の矢には素直に撃たれる。自らが放つ二度目の矢には絶対に撃たれてはならない。
→起きたことで落ち込んだり、習慣を崩したりしない
・21日続けることで習慣化する。
・姿勢を正す。
・なんとなく時間を送るクロノスを過ごすのではなく、明確な精神を持ったカイロスを過ごす。この時間を増やす
・怠惰に陥った場合は「失敗」ではなく試行錯誤の「ミス」として受け止める
◯ルーティン
1 スケジューラー:今日一日で何を勉強するのか計画を立てる
(年1回、月1回の計画からの逆算)
2 タイムシート:自分の時間の使い方の記録、振り返り
3 ストップウォッチ:机に向かって集中した時間
PART 4
・「うまくいかない理由」を考えても意味がない。
→正直に言えばしたくないだけ
・それより「うまくいく方法」を考える
→条件にこだわることをやめ、気持ちを集中させる
◯不平不満をなくす3つの心構え
1.「やったことがない」のと「できない」のは違う
2.「正しい選択」も「誤った選択」も存在しない
→自分に選択が正しくなるようにする過程があるのみ
3.過ぎたことは全てうまくいったことだ
・「勉強しようとしたのに」ではなく、「どうすれば時間をつくれるか」
→不平不満があれば「にもかかわらず」と考える
・先生(他人)のせいにせず、学ぶ姿勢が重要
・誰でも勉強できるわけではない。学ぶことのできる特権の尊さを自覚する