「いい会社」はどこにある?──自分だけの「最高の職場」が見つかる9つの視点
- ダイヤモンド社 (2022年11月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (850ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478116784
作品紹介・あらすじ
現役社員1000人超のナマ取材データを徹底分析!! ネット検索では見つからない「失敗しない職場選び」の最短ルート
感想・レビュー・書評
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まず1800円は安い。845ページで。
図解がめちゃくちゃにわかりやすい。
360°評価を知れただけでも、この本に出会えてよかった。 -
かなりためになる
著者の広汎な取材によって、日本のそれぞれの業界構造が浮かびあがる。あまりにも説得力が高く、他業界のことがわからなくても、通読すれば明るくなれる。
たとへば、ユニクロやワタミは歴としたブラック企業で、その悪行の数々が取材によって浮かびあがってくる。なんとユニクロは、従業員と家族を引き離して仕事漬けさせるために、アパートまで契約して住ませてゐた。
ほかには外資企業の文化や、日本企業の規制産業の多さが事細かにわかる。特に後者は新参者がゐないぬるま湯状態であり、イノベーションは望めないが、その代り高給取りなのだといふ。 -
ミシュランの企業版を目指したとのこと。
ひとくちにホワイト企業、ブラック企業というが、基準が勤務時間なのか社内の雰囲気なのか給料なのかはバラバラだったところをきれいに整理してくれている。
労働者目線でどの会社を選ぶか、経営者目線で求職者からどんな会社に見られたいか考えるきっかけになる良い本。巻頭の表と巻末の主要150社の評価スコアだけでも1,800円の価値有り。
ちなみに読んだのは200Pまでとあとがきだけ。 -
20年くらい様々な会社の社員を取材して書き上げた、企業カルチャーのまとめ本。
企業とも相性が合う合わないはあると思うから、ちゃんとマイナス面も出して、お互いに選べる環境になったらいいのに、と思った。
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まず何よりも、読み物として面白い。
その上で、キャリアを考えるにあたり、大いに参考になる。
最後は自分で見極めさえすれば、非常に良本かと。 -
ボリュームがすごい!大手企業の内容が多いがそこからいい会社悪い会社の共通点を勉強できた。
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圧倒的なボリュームで有益な情報満載なのに1800円+税は格安です。企業の「社風」を研究する材料として、本書は決定版といえます。
ちなみに東進、ユニクロ、日本電産などのブラックなエピソードは読んでいて気分が悪くなります。 -
表に出ている情報や広報への取材ではなく、社員に直接取材しているとのことで生々しい話がてんこ盛りで本当に面白かった。取材している社員の母数は不明なので話半分に聞いた方がいい部分もあるかもしれないが、火のないとこに煙は立たず、ヤバめな証言が出ている企業はお察し…と理解した。
筆者も述べているが、行政が大企業(の経営者)側に立って労働者にとっての不利益や課題を放置しているのが根本的な大問題だと本書を通じて認識できた。国や大企業が悪いことするはずない、みたいな発想ではいけない。