投機バブル根拠なき熱狂: アメリカ株式市場、暴落の必然

  • ダイヤモンド社
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478200643

作品紹介・あらすじ

暴騰と暴落のメカニズム!FRB議長グリーンスパンの名言を軸に、乱高下する株価の秘密を検証。米国株バブルに警鐘を鳴らし、全米に衝撃を与えた問題作。

感想・レビュー・書評

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  • 株式投資において投資家が陥りがちな心理的側面について説明した本。自分の投資フェーズによって感じることの変わりそうな本。またいつか読み直そう。

  • CAPEレシオで有名なロバートシラー教授が『ITバブル崩壊前』に執筆した本。
    本書は数字多量に用いた学術的な本ではなく、市場ニュースと株価の反応・投資家と株価の反応を観点にした行動心理学に近い本ですね。
    この本は20年近く前に出たんですが、本書で語られている市場と株価の反応は、2019年に見られた投資家の反応をそのまま見ているようでした。
    今ではIT技術の進歩・SNSの普及で世界中に情報が瞬時に共有されるが、それでも市場の反応は20年前と何も変わってませんね。
    ロバートシラー教授が昨今ナラティブ経済学なるものを考案しているのも、本書のような株価と経済。そして、行動経済学の深堀によるものなんでしょう。
    本書はシラー教授の研究・見解の知見を得るだけでなく、数多くの文献も引用されています。特に大恐慌時代の金本位制によって自国通貨を守ろうとした国とそうでない国の差が紹介されてたのは興味深い。
    ずっと気になってた、なぜ世界は金本位制度から脱却したのかの探求心がそそられますね。

    この監訳者の野村総合研究所上席エコノミストである植草さんがあのミラーマンこと植草教授だったの割り引いたとしても、最期に監訳者解説は非常に良かった。

    ジョン・ケネス・ガルブレイスの『バブルの物語』を読んだら、再び本書を読み直そうと思う。

  • FRB元議長グリーンスパンの言葉を軸に、株の暴騰と暴落のメカニズムを検証。
    米国株バブルに警鐘を鳴らし、全米に衝撃を与えた問題作。

    目次 :
    株価の歴史/
    第1部 株式市場を動かす構造的要因(高騰を促進した一二の要因/
    熱狂の増幅メカニズム―自然発生したポンジー詐欺=ネズミ講)/

    第2部 株式市場を動かす文化的要因(ニュース・メディアの影響/
    「新時代」の経済思考/
    世界的な「新時代」思考とバブル)/

    第3部 株式市場を動かす心理的要因(株式市場の心理的な「アンカー」/
    群衆行動と思考の伝染)/

    第4部 「熱狂」は合理的なものか?(効率的市場、ランダム・ウォーク、バブル/
    投資家は市場から何を学んだか)/

    第5部 行動への提言(自由社会の投機的な市場変動)

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4478200645
    ── ロバート・J・シラー/植草 一秀・監訳/沢崎 冬日・訳
    《投機バブル 根拠なき熱狂 ~ アメリカ株式市場、暴落の必然 200101‥ ダイヤモンド社》
     
    ── 《Irrational Exuberance 20060509 Crown Business》
     
     ノーベル経済学賞 20131014 三人授受章
     
     ロバート・J・シラー(行動経済学)
     Shiller, Robert James 19460329 America /イェール大学教授
    http://aida.wss.yale.edu/~shiller/
     
     ユージン・ファーマ(効率的市場仮説)
     Fama, Eugene F.    19390214 America /シカゴ大学教授
    http://faculty.chicagobooth.edu/eugene.fama/
     
     ラース・ピーター・ハンセン(計量経済学)
     Hansen, Lars Peter  19521026 America /シカゴ大学教授
    http://larspeterhansen.org/
     
    …… 小幡 績《誤った理論が受賞した、今年の「ノーベル経済学賞」
    経済学の謎、自然科学との大きな違い 20131016 東洋経済オンライン》
    http://toyokeizai.net/articles/-/21796
     
    …… 竹内「それがまぁ、経済の市場原理というものでね」
    阿波「しかし、その経済学(とくに戦後日本の経済学者)が、どうかし
    ていたんじゃないか。バンバくん、キミは経済学部出身なんだろ。
    (ホコ先があらぬ方角に向いたので、法学部出身のゴリが助け船を出す)
     
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20010920 悪友四重奏
     
    https://twitter.com/awalibrary/status/390410072536276994
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4478200645
     

  • ケース・シラー住宅指数のシラーさん

  • ●未読
    ◎「お金は銀行に預けるな」(勝間和代)p.189【投資に関する名著×10】で紹介。
    ◎「世界金融崩壊七つの罪」p.80でも紹介。
     【p.81〜83 【「土地・住宅」が「住む物」ではなく「金融商品」として投機の対象になり、所有権だけが売買されるようになった。→世界レベルでの「市場の変動」の影響を受けるものに。
    「アメリカの住宅バブルは、住宅が住む家では無くなり、投機の対象となったことから全国規模のバブルに膨らんだ。」】

  • 監訳がミラーマンこと植草氏

  • アメリカの株高をもたらした本当の要因は何か?「株価が高すぎること」に触れることを避けていないか?急激な市場の修正が起きる必然に目を閉じているだけでいいのだろうか。

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