- Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478210543
作品紹介・あらすじ
経済の「通説」に秘められた虚構を衝く。市場における真の主役は誰か?経済、金融政策に意味はあるのか?そして、戦争を引き起こす軍産複合体の正体とは?巨人・ガルブレイスの70年にわたる思索、そのエッセンスを凝縮した珠玉の書。
感想・レビュー・書評
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古い本であるが、経済学と実体経済には溝があることを述べた良書であると思う。
⚫️株主や資本家が強いという欺瞞。経営者が強く、
ストッパー役である取締役会(日本の取締役会形態ではなく、モニタリング型の取締役会)は、経営者の承認機構となっていること。
⚫️消費者主権は、欺瞞であり、企業の広告や販売戦略等により、消費者は管理・誘導されていること。
⚫️政府の設定する国防費は、政府の分析と判断にて、決められているという欺瞞。軍産複合体と族議員達のイニシアティブと圧力により決まること。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この世界は、善意だけではないことを知ってはいても、場合によっては悪意からではなく欺かれることもある。
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なんか最近「〇〇な欺瞞」とかタイトルに「欺瞞」って言葉があると読みたくなる衝動に駆られるんだがw
なんか経済学界ではなかなか名を馳せてるらしいが正直俺は聞いたことないwごめんなさい
内容はちょっと簡単すぎるっていうか社会で問題視してるものに対してとりあえず「これは欺瞞だ」って言いたいらしいってことだけはわかった。「欺瞞」っていうくらいならもうちょっと欺瞞性について深堀してほしかった。内容薄っぺらすぎ
そんなこの本に対する俺の感想は「不満」 -
「こころにうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなくかきつくれば」こうなりました。そんな感じの本で雑誌のコラムを読むごとく読み進みます。
著者から想像すると構えてしまいますが、本は薄いですし1時間程度で読み終わりますが内容も薄いです。
よくこの値段で売る気になったと感心。 -
晩年のガルブレイスが書き下ろした世の中ぶった斬り読本。期待していたよりもおもしろくなかったけど勉強にはなった。経済学者でありながら経済にのみ問題解決を期待しないガルブレイスの思想にはやっぱり感動します。因みに彼は経済成長至上主義も「悪意なき欺瞞」の1つにあげています。
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訳者からもらった。そして読んでない。
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経済学の重鎮がすごくあたりまえのことをコラムタッチで書く。いまの時代に必要な本かもね。薄いけどしっかりした作りの装丁にも好感が持てる。