トヨタ生産方式――脱規模の経営をめざして

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 1961
感想 : 178
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478460016

感想・レビュー・書評

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  • やっと読んだこの名作。前職の時になぜこれを熟読しなかったかと後悔。
    どんな分野のモノづくりに対してもこちらの本の中にヒントが隠されていると思う。

  • 「方式」とタイトルにありますが、How to本ではなく、その背後にある考え方を理解する為の本だと思います。何が本質的なゴールなのかを明確にし(トヨタの場合は、安定してキャッシュを生む生産)、その為のコンセプトを明確にし(トヨタの場合は、ジャストインタイムと自働化)、従来の枠組みに捉われずにコンセプトに沿った仕組みを徹底的に考え(トヨタの場合は、何故を5回繰り返す)、粘り強く現場に落とし込む、この考え方に大いに学ぶところがありました。
    これで読むのは4度目になりますが、これからも傍に置いて何度も読むことになると思います。

  • 古い本とは思えない、いまに通じるところが沢山。

  • 全ての改善は原価低減につながらなければ意味がない、という現実主義なところに深く共鳴

  • 1978年に書かれた本が今でも読まれていることにびっくり。
    トヨタ自動車はいろんなことが徹底されているなと感じた。
    ムリ、ムダ、ムラを無くす取り組みだったりかんばん方式だったり。

  • 出版された1978年と言うと遙か昔のことのように思えるが、本書の内容は今でも色褪せない色々な発見をもたらしてくれる。製造現場に携わっている身としては、言葉だけが一人歩きしてその本質やそこに込められた思いはあまり知られていないのではないかと思われるし、それを自分自身にも問いかけるきっかけとなった。

    本書で語られている現場改革の難しさと、試行錯誤の大切さは、現代でも同様に存在している。日々苦労している現場改善の担当者にとっては、自分自身の中にあるモヤっとしたものを自分なりに言語化し他業界と比較して独自の理論を打ち立てるための励みになるはずだ。

  • 上司のお薦めで読む。

    1978年に書かれたとは思えない!
    今読んでもとても学ぶことが多い本でした。

    ●設備投資の前に作業手順の見直しを
    人がいないから雇う前に作業手順の見直し、標準化すべしと心得ました

    ●ムダの排除
    作りすぎは在庫だけでなくその管理にもムダが生じる。ムダを徹底的に排除すべしと心得ました

  • 厳しい低成長の時代でもコストダウンできる。

  • 言わずと知れたトヨタ生産方式のおそらく原点の本。
    メーカに勤めている人なら、トヨタを教科書に「カイゼン」「カンバン」などのキーワードは聞いたことあると思うが、
    会社の研修でもやり方や概念は説明しても、なぜそれを思いついたのか。
    そもそも、なぜそのような仕組みが要求される背景については思いのほか教えられることは無い。

    それに対して本書は、なぜその仕組みを導入せざるを得なかったのか、そして導入しえたかについて、実際に発案・導入を指揮した著者の言葉が語られているので、頭に入ってくる。

    特に重要だと思ったのは、一般的にトヨタ生産方式は良いとされているが、全工程実行まで漕ぎつけないと効果はないが背負うリスクは非常に大きく、やると決めることも厳しいということ。

    だから、簡単にまねは出来ないが、それでも学ぶところは大であると思い、読み進めた。

    時代が変わっても戦略的思考には普遍的な物があると感じられた。

  • 古典的な教科書なんだと思います。
    ベーシックな考え方が前半にあり、豊田佐吉・豊田喜一郎らの哲学、フォード、低成長な今後の社会を生き延びていくためにはと続きます。

    正直、ベーシックな考え方は一発じゃ理解しきれんかったのでまた折を見て読み返そうと思います…

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