営業の聴く技術: SPIN4つの質問3つの説明

制作 : ケンブリッジ リサーチ研究所 
  • ダイヤモンド社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478540510

感想・レビュー・書評

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  • 聴くということが営業においてはこと重要。人間は、話したい生き物である。この真理はビジネスだけでなく色んなシーンに応用できるだろう。そして会話の主導権を握っているのは、話している人ではなく聴いている人。すなわち質問をしている人なのだ。自分の話したいことを質問する事で会話をコントロールしている。だからこそ、日常会話でも気をつけなければならない。自分が話している割合が大きい時は基本、相手は退屈しているだろうし主導権を握られている。それに聴くことに注力していれば、話を聴きながら次のテーマを考えたりとコントロールしやすい。ある種、質問で、誘導するのだ。そして、この本で目から鱗だったのは、自分という人間は自分の言葉で説得するということ。これには脱帽。何か相手を自分の思い通りにさせたい時は、質問し相手に答えてもらうことが1番手っ取り早いということ。勉強になった。

  • 前職でお世話になったトップセールス営業マンが
    何度も推奨していた本著。
    営業手法について悩んだときは、いつもこの本を読み返しています。


    SPINとは、顧客自身に語らせることを目的とした
    ヒアリング営業テクニックです。

    「SPIN」
    顧客の状況、現状を確認する Situation Questions 状況質問
    顧客の潜在ニーズを掘り出す、問題に気付かせる Problem Questions 問題質問
    顧客にその問題の重要性、影響を考えさせる Implication Questions 示唆質問
    顧客のニーズを顕在化させる Need-Payoff Question 解決質問

    これら4つの質問を用いる事で、
    顧客が問題に気付き、認識し、そして問題解決に乗り出すことが可能、
    といわれています。

    交渉が成立する、ということは、
    顧客のニーズが満たされる、ということです。
    顧客のニーズを把握し、それに応じた提案をするのが営業の仕事です。

    でも、このニーズを把握し間違えて頓珍漢な提案をしてしまったり、
    そもそも抱えているニーズがわからなかったり、
    顧客が話してくれなかったりと、営業には様々な課題がつきものです。

    顧客にしかわかりえない情報を引き出すには、
    顧客に話してもらうことが一番。
    だから、相手が話をしやすい環境を整えましょう
    =ヒアリング力、手法を徹底して身につけましょう、
    これが本著の前提なのかな、と思います。

    私自身、本著に書かれてあるフレームワークを、研修で何度も叩き込まれました。
    たしかに、このフレームワークに沿って質問し、仮説をぶつけ、提案した結果、
    成績は伸びました。もともと私が無形商材の営業マンで、
    相手に応じて常に0から解決策を考える必要があったからかもしれません。
    まずは状況を確認することの大切さを、幾度となく感じてきました。

    このSPIN のフレームを完璧にすることで顧客をつかみやすくなるでしょうし、
    恐らく次にやるべきことも明確になると思います。
    私も読み返し、話のフローや課題の仮説など、
    自分の中でストックすべき情報が明らかになりました。

    時代や状況に応じて型となる枠をつくり、
    自分に足りないものを理解し、そこにどんどん注ぎ込む。営業はこれの繰り返しだと思っています。

    基本に立ち返るために今後もお世話になると思いますので、
    ☆4つつけたいのですが、事例がどうもピンとこない・・・
    「いくらSPINをつかったとしても、こんなスムーズに話進むわけないやろ」
    というツッコミ点として-☆1です。

  • 【文章】
     読み易い
    【気付き】
     ★★★★・
    【ハマり】
     ★★★・・
    【共感度】
     ★★★★・

    営業とは如何に上手くしゃべるかではなく、
    如何に顧客にしゃべらせるか。

    いきなり商品説明を始めたり、強引なクロージングを使った営業は、
    窓口の人間が決済者の小型案件では有効かもしれないが、
    決済までに複数の人間が絡む大型案件では通用しない。

     Situation: 状況質問
     Problem: 問題質問
     Implication: 示唆質問
     Need Pay-off:解決質問

    4つのカテゴリーに分類される質問によって、
    顧客が意識していなかった潜在ニーズを解決したいと思える顕在ニーズに変える。

     Function: 特徴
     Advantages:利点
     Benefit: 利益

    3つを明確にする事で相手に納得してもらう。

    大型案件では、
    窓口の人間に考えてもらえるようになるかどうかが鍵。

  • ”現実”と”理想”のギャップをどう埋めるか提案するのが提案営業。質問はオープンとクローズを使う。客の状況を知るための質問、客に問題を気づかせる質問、重要性を気付いてもらう質問、どうするか考えてもらう質問
    ★大型商談では、キーマンに自分で考えてもらうことが鍵:記憶力につながる

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