- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478732700
感想・レビュー・書評
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息子から勧められて読みました。息子は、部活の顧問の先生から借りたようです。
ビジョンという言葉は以前から使っていますが、私のそれはまだまだ上辺だけでした。この本が定義する〝すぐれたビジョンには「有意義な目的」「明確な価値観」「未来のイメージ」の三つが要求される〟ということです。
詳しくは、ぜひご一読ください。 -
仕事で今、ビジョン作りを任されてます。
そもそも任されるものかどうか?ですが、そうした状況なのでタイトルに惹かれ、少しでも参考になればと、本書を読んでみました。
ビジョンとは、人を導くもの。
「自分は何者で、何を目指し、何を基準にして進んで行くのかを理解すること」
このビジョンをつくり、伝え、実践することが、大切。
理想は、全ての社員が業務をする中で、ビジョンを体験し、レビューし、常に語れる事。
このビジョンは、会社だけでなく、自分自身に当てはめて、作り、実践していくことで、有意義な人生をすごすことができるとも著者は語っています。
ビジョンは、次の3つのプロセス経る事が大切。
①創造するプロセス
ビジョンには、
『有意義な目的』
『明確な価値観』
『未来のイメージ』 が必要。
現実をとことん直視し、将来の夢や希望を語り合う事が大事。
②伝達するプロセス
覚えきれないビジョンステートメント→スローガンは効果的。
ビジョンを巡って絶えずコミュニケーションをとることが必要。
日々の出来事を「ビジョン」を通して読み解く習慣を、みんなに奨励すること。
③実践するプロセス
ビジョンを支える習慣や行動パターンといった具体的な「構造」も大切。
価値観を一貫して実行していくための「構造」(責任範囲の明確化、各自の目標設定、協力や問題解決のあり方など)が必要。
「構造」だけでなく「戦略」も必要。ビジョンから目をそらさず、一身を投げ出す勇気を持つこと。
一度きりの人生です。仕事だけでなく、私自身のビジョンステートメント作ってみたいと思いました。
何はともあれ、有意義な人生おくりたいと思います。 -
著者は、一分間マネージャーで有名なブランチャード。メンターが迷える子羊を導いていく、この手の本にはよくあるパターンの小説ではあるが、ビジョンとはなにかという命題を掘り下げ、実に平凡かつ偉大な結論に到達していることには、感心した。マネージメント層、一度は読むべき。
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会社経営者やリーダーのみならず、いかに生きるかのビジョンを見いだす良い羅針盤になります。小説タッチのストーリーのため1日で読み切れました。会社で受講しているコーチング講座の先生からも推薦された著作です。
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経営理念の必要性を体系的に学べる良書。
本書におけるビジョンの定義は、
①明確な目的
・何故、弊社が存在するのか?
・社会や顧客にどんな価値を届けるために事業をしているのか?
②価値基準
・どんな考え方を大切にして、日々の業務をしているのか?
・メンバー全員が共通認識として持つべき考えは何か?
③未来のイメージ
・明確な目的を持ちながら、共通の価値観に沿った行動を継続することで、将来的に達成したい世界は何か?
を含む。
ESGの重要性が叫ばれる昨今では、企業は利益追求するだけでなく、中長期的な社会価値の創出が求められている。そして、ESGへ取り組む第一歩として、経営理念を策定する上で、本書の体系的な説明は有用であると思う。 -
再読。
たまに読み返しては、未来に目を向けられます。 -
会社(本書では人生も)におけるビジョンの大切さを小説という体裁を使って書かれた本。
企業におけるビジョンの大切さがよりよく理解できた一冊。
明確な「目的」を掲げ、業務を遂行する基準となる「価値観」を持ち、「未来のイメージ」を描くことがビジョンとあった。
「目的」が何故というその企業の存在意義を示すものであり、
「価値観」は目的達成への道筋を示すものとあったが、この点は大いに腹落ちした。
また本書にもあったが、ビジョンを社員全員が目指す共有のものとし、
全社一丸となるための接着剤とし、前に向かうべき推進剤とするのであれば、
やはり、その設定の段階から多くの社員に参画してもらって、如何にして自分事化してもらうか?という点も重要と感じた。
本書でも言及されていた手段の目的化については、
常日頃から意識するようにはしているが、改めて陥りやすい罠であることも実感。
より一層注意していくこととする。 -
( オンラインコミュニティ「Book Bar for Leaders」内で紹介 )