会社(本書では人生も)におけるビジョンの大切さを小説という体裁を使って書かれた本。
企業におけるビジョンの大切さがよりよく理解できた一冊。
明確な「目的」を掲げ、業務を遂行する基準となる「価値観」を持ち、「未来のイメージ」を描くことがビジョンとあった。
「目的」が何故というその企業の存在意義を示すものであり、
「価値観」は目的達成への道筋を示すものとあったが、この点は大いに腹落ちした。
また本書にもあったが、ビジョンを社員全員が目指す共有のものとし、
全社一丸となるための接着剤とし、前に向かうべき推進剤とするのであれば、
やはり、その設定の段階から多くの社員に参画してもらって、如何にして自分事化してもらうか?という点も重要と感じた。
本書でも言及されていた手段の目的化については、
常日頃から意識するようにはしているが、改めて陥りやすい罠であることも実感。
より一層注意していくこととする。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2021年8月14日
- 読了日 : 2021年8月14日
- 本棚登録日 : 2021年8月14日
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