作品紹介・あらすじ
推理作家吉村達也が成し遂げた驚異の英語力急上昇!その逆転の発想とは?本書で展開する論理は、既製のTOEIC指南書で常識となっている勉強法をことごとく否定するところから成り立っている。
感想・レビュー・書評
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まあ、そういうこともあるかなという気づきはあった。
直接スコアアップに参考になるかどうかはわからないが、英語(語学)というものに対する考え方が多少変わった気はする。
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地元の図書館にはTOEIC本がほとんどない。
仕方なく読んだ一冊。
とにかく内容が古い。著者がTOEICを受験していたころはまだカセットの時代で、数秒の時間差で隣の教室から同じ音声が聞こえていたそうだ。
この本の中で一番共感持てたことは毎日10分の継続した勉強なんて役に立たない。たとえやらない日があったとしても1日10時間勉強しなさいということだった。
今は梅雨のうっとうしい季節で5分勉強するとすぐ眠くなってしまう私なので、ちょっとはやる気をおこさせてくれた・・かも。
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先日,話をする機会のあった人が TOEIC 930点だという.私も今年は少し英語をレベルアップしようと思っていたので多いに刺激を受けた.というわけで,図書館で見つけたのがこの本.
著者は人気のある作家らしいが私は知らなかった.この本は著者が有名人であると知っている人向けに書かれている.普通の人がこの横柄な調子で書いたら見向きもされないにちがいない.
内容は英会話重視をやめるとか,リスニングを重視するとか,語彙を増やすのにPCを使うとか,納得できることも多い.ただ驚いたのが著者の英語を勉強する目的.「英語的な論理構造によって日本語でものを考え,英語的な論理構造によって日本語をしゃべるようになったら,もっと物事をクリアに解決でき,自分の気持ちもはっきり表現できて,非常に気持ちのよい人生が送れるのではないか」(p.14).そこには日本語は非論理性を許容する非論理的言語であるという考えがある.本当だろうか.私が思うに,これは言語の問題ではなくてそれを使う人間あるいはもっとひろげていえば日本人,日本社会の問題だと思う.私は論理的に考え,論理的に話をし,文章を書くことが仕事だが,それを日本語でするのに困難を覚えたことはない.冠詞,定冠詞の区別や,単数,複数の区別などは日本語でも実現可能だし,曖昧な言い方をさければいいだけの話し.英語を勉強する必要はなくて,論理的思考力をなんらかの方法で研けばよいわけだ.
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タイトルにひかれて。<br>
単語リストをwordで作るのがなるほどなと思った。
著者プロフィール
東京生まれ。一橋大学卒業後、ニッポン放送ディレクター、編成プロデューサー、 扶桑社書籍編集長を経て1990年より専業作家。
1986年扶桑社在籍中に執筆した『Kの悲劇』でデビュー。2009年10月発売の『蛍坂』が200冊目の著作。
2011年9月ライフワークの『魔界百物語』がスタート。100本の書き下ろしミステリーに挑む。
「2012年 『幻影城の奇術師』 で使われていた紹介文から引用しています。」
吉村達也の作品