知れば知るほどおもしろい女性画の秘密 (ビジュアルだいわ文庫)

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479320562

感想・レビュー・書評

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  • 初夏は美術館巡りで決まり! 美術展がもっと楽しくなる女性画の変遷とは? 『知れば知るほどおもしろい 女性画の秘密』発売!(5/12)|株式会社 大和書房のプレスリリース
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000491.000033602.html

    vol. 80 佐藤 晃子(G41)「絵を『読む』楽しみに目覚めて」|NANZAN TOKIWAKAI WEB(2013年5月26日)
    https://bit.ly/42G0IWM

    知れば知るほどおもしろい女性画の秘密 - 株式会社 大和書房 生活実用書を中心に発行。
    https://www.daiwashobo.co.jp/book/b10030680.html

  • 女性を描いたり、女性が描いたりした
    古今東西の絵画を集めた1冊。
    ハンディで楽しかった。

    本当はストレートに「絵」そのものを見て
    好き嫌いで単純に受け取るのが
    私の鑑賞の仕方なのですが
    こうして逸話や背景を知ると
    好きな絵はより好きになり
    苦手な絵もちょっと見直すきっかけに。

    欲を言えば、もっと日本の女性画も
    加えて欲しかったかな。

    ビジュアルだいわ文庫
    他のラインナップも読みたくなってきた。

  • 絵画の中で女性はどのように描かれてきたのか、モデルとなった女性はどんな人物だったのかを、時代ごとの色々な作家の作品で解説。また、男性画家に比べて圧倒的に少ない女性画家の作品の紹介も。
    印刷が綺麗で、手のひらサイズでいろんな絵画をつまみ食いできました。

    気になった作品:

    『アダムとエヴァ』デューラー
    この世で1番健康で美しい男女を描きました!という感じで。オリンピックに出てるようなアスリートみたい。バレーボールとかテニスの選手?体つきや筋肉の描き方も細やか。美しい。

    『ユディトとその侍女』アルテミジア・ジェンティレスキ
    17世紀のイタリアで活躍した女性画家がいたと言うことを初めて知りました。絵を習っていた画家から性暴力を受けるというひどい目に合っている。勝気な女性の描き方を見て、胸がすく。

    『女占い師』ジョルジュ・ド・ラ・トゥール
    盗みがテーマの、5人の人間の一瞬の思惑が交差する面白い絵。この時代に占いと盗みを結びつけた絵画が流行したのだとか。

    『薔薇を持つマリーアントワネット』ヴィジェ=ルブラン
    この女性画家は、モデルの特徴を捉えつつほどよく美化して描くのがうまいと言う理由で、肖像画家として活躍したのだとか。クライアントワークをやる上での仕事のスキルとして、そういうのが大事というのは、今の時代にも通じるな…

    『ミューズたち』モーリス・ドニ
    絵画を立体的なものの表現としてではなく、色彩や形態そのものの表現力を求めた作品。色合いもすごくいいな〜

    『ふたりのフリーダ』フリーダ・カーロ
    今、フェミニズムを意識しながらフリーダカーロの作品を見るのはすごく面白いと思う。

  •  これほどコンパクトに絵画の美術史が見れる本はなかなかないぞ!

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著者プロフィール

監修:佐藤晃子美術ライター。日本、西洋の絵画をやさしく紹介する書籍を多数執筆する。明治学院大学文学部芸術学科卒業。学習院大学大学院人文科学研究科博士前期課程修了(美術史専攻)。著書に『国宝の解剖図鑑』(エクスナレッジ)、『画題で読み解く日本の絵画』(山川出版社)、『この絵、どこがすごいの?』(新人物往来社)、『常識として知っておきたい日本の国宝50』(河出書房新社)など。

「2023年 『音声ガイドで 聴く名画』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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