いま、すぐはじめる地頭力

著者 :
  • 大和書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479771135

感想・レビュー・書評

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  • 地頭力は三つの考える力。
    仮説思考力、フレームワーク思考力、抽象化思考力。
    人間関係力アップ!
    仕事力アップ!
    面接力アップ。

    第1章 ウォーミングアップ 「地頭力」を自己診断してみよう
    第2章 大前提 「地頭力のある人」と「ない人」の違いを考えてみよう
    第3章 心がまえ 「考えはじめる」ために、三つの「意識」を持とう
    第4章 実践トレーニング 眠っている地頭力を呼び覚まそう
    第5章 力試し フェルミ推定を解いてみよう
    第6章 Q&A よく聞かれる疑問にお答えします

  • ・頭がいいは3種類

    →物知り(知識が豊富)
    例:クイズ王

    →機転が利く(対人感性が高い)
    例:コメディアン、司会者

    →地頭がいい(思考能力が高い)
    例:数学者、プロ棋士


    →知識がある人ってのは微妙だな。他は理解できる。


    ・「知識力」と「地頭力」は車の両輪

    →知識をインプットして地頭力で付加価値をつけて、新しい知識を生み出していくというのが知的活動のステップ


    →知識は料理でいうなら材料だな。いい材料をそろえることができれば美味しいものつくれるし。良質な知識を得てアウトプットしていきたい


    ・地頭力とは、「結論から」「全体から」「単純に」考える能力

    →結論から考える=仮設思考

    →全体から考える=フレームワーク思考

    →単純に考える=抽象化思考


    →頭がいい人や、賢い人は常に「結論から」考えてると思う。そこから必要なもの、捨てるものを選んで効率よく物事をすすめてる。Sちゃんとか特にそんな感じ。やることと、やらないことの優先順位を明確にしてると思う。取捨選択がうまい。その取捨選択に対して、なぜそのような結論になったか論理的に他者に説明できてる



    ・時間に対する感度をあげる

    →若いうちから「時間」を研ぎ澄ますことが大事


    →夢や目標があれば日々のタスクでいっぱいになる。「忙しい」毎日のほうが経験上楽しい。お金より大切にしないといけないのは時間。


    ・アンジャッシュの「3つの座標系」

    →アンジャッシュの「相席」というコントでは、麻薬密売人と警官がお互いを「同業」と勘違いすることによって、同じ言葉が、異なるバックグラウンド(つまり座標系)を持つ二人にまったく違うように解釈されながらも、表面上では会話がなんとなく成り立ってしまっているという状況が見事なシナリオで表現される

    →アンジャッシュのコントはよく考えられてる。日々のコミュニケーションでも、こうした座標系が違う会話ってあると思う。相手のコトバを鵜呑みにするんじゃなくて、相手のコトバから相手の気持ちをさとることが大事。


    ・常に5W2H、MECEを意識する

    →5W2H、MECEができてないと話にならないと思う。物事を論理的に処理する場合、これらは必須


    ・抽象化の代表例が「数」と「言葉」

    →単純に考える抽象化思考とは、「本当に重要な特徴だけ」を取り出して考えること

    →その際、いちばん身近な抽象化の例が「数」と「言葉」

    →このあたりの内容は何度も読み返した。抽象から具体、具体から抽象の流れが大事。わかりやすい言葉でいうと

    「難しいことを簡単にいう力」

  • (まとめ)

    ・仮説思考する電子機器「カーナビ」が模範的 p86
     p88「人間くさいカーナビ」の例えは面白い。

    ・お金が無い。時間がない。という概念は、それ自体では意味をなさない。
     →何に対してなのか→△△に対して→それは、△△の優先順位が低いということ。 時間は誰にとっても平等。

    ・「金銭感覚」より個人差が大きい「時間感覚」

    ・夢を叶えた人は例外なく、時間を大切にしてきた人。

    ・理解力の低い人と付き合うと、コミュニケーション力が上がる。
     →恵まれない環境(上司)は地頭力トレーニングに向いている。

    ・自分の「思考のクセ」を認識せよ。

    ・話やメールは、相手に「ほとんど伝わっていない」という前提で考えよ。

    ・兵は拙速(せっそく)を旨とせよ。
     完璧でなくても、短期で終わらせたほうが良いこと。 

    ・最初に65点を目指せ 114
     途中まで完璧で、未開通のトンネルは意味が無い。

    ・フレームワーク思考で「想定外を減らす」 145
     5W2H や MECE(ミーシー) でモレなくダブりなく。【重要】

    ・「難しいことを、簡単に表現する」のが地頭思考。
      難しい言葉を知っていることは頭が良いことは違う。

  • ・読むと、暗記ではなく、きちんと今考えているか?と地頭を使うようになる自分がいることに気づく。
    ・思考停止となっていないかをチェックするため、座右の書として定期的に読みたい。→目のつくところに置いておく。

  • 地頭力を鍛えるの続編です。

    前作を読んだのはけっこう前になるのですが、フェルミ推定の話が多く、少し難しかった記憶があります。

    この本は一段レベルを下げた一冊でとても読みやすかったです。
    特に、抽象化思考力、フレームワーク思考力、仮説思考力について、テストから、ビジネスの世界で実際にありそうな事例を基に解説されていてとてもわかりやすいです。
    特に「人間らしいカーナビ」の考え方は人に何かを説明するときの例としても使えそうです。

  • インターネットから情報を自由に引き出せる今日では、知っているという知識は調べる能力があれば誰でも簡単に手に入れることができる。
    そのため、知ってるから考えなくなってしまっているのも事実である。
    自分もそうなりつつあるように思える。
    考える力「地頭力」を身につける必要がある。
    「地頭力」は「なぜ」と常に考えられることで身についてくる。
    少し引いてみて考える。5W1Hで考えるなど、知ってることだけど、なかなか実践出来ていない。
    簡単に情報が手に入る情報化社会だからこそ考えていこう。
    知識から知恵になるように。

  • ☆3.5ってとこですが、「フレームワークは必要に応じて自分で創造出来るようにならないと二流」というコンサルの分岐点について触れていたので☆4にしようか悩んだのですが…まぁ☆3です。ここに触れている本は中々ないです。多分。

    しかしながら、フレームワークが何なのか知っており、コンセンサスの重要性を語れる人にとっては積極的に読む必要はない本だと思います。地頭力云々と言っている割には、フレームワークを使った思考方法の利点、視点(つまりコンセンサス)などディスカッションやコミュニケーションに重点を置いて解説していますので。

    能力が知識・記憶、演算能力、対人能力に分けられると解説していたり、地頭力を三層、(抽象化思考力、フレームワーク思考力、仮説思考力)、(論理思考力、直感力)、知的好奇心に分けているところ、フレームワークは自分で創造出来るようにならないと二流(殆どのコンサルは出来ない)、フェルミ推定は対策され尽くされているので採用試験として不適だと言っているところ、更に地頭力が元来高い人間はエキスパートにならず方法論を知るとすぐ飽きて次に行きたがる、などのところはstronglyに同意するポイントでした。

    面白い例題を伴って、分かりやすく説明しているところは良かったのですが、突込みどころが多すぎた点が気にかかります。敢えて、だとは思いますが。

    まぁ今となっては特に何も得られるものはない本でした。

    また、全く以て就活向けではありません。内定決まった人が読むといいと思います。

  • ロジカル・シンキングを学んだことがある人には、すっと納得感を持って頭に入る内容だけど、読む価値はあると思う。特に、筆者の言う3つの重要な意識、①時間に対する感度を上げる、②知的依存心を捨てる、③自分の思考のクセを徹底的に認識する、は自分の経験からもあてはまるものだった。

  • 結論を考え、全体をみて、単純にする。仕事もプライベートも、この考えでうまくいくこともある。うまく賢く生きるのに、強力な武器になる、訓練するしかない。

  • 面接対策にと思って読んだけど、ぅうん…
    すぐに身に付くものではなさそうだ。
    最後のQ&Aでまとめてあって再確認できた。

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著者プロフィール

細谷功(ほそや・いさお):1964年生まれ。ビジネスコンサルタント、著述家。問題発見・解決や思考力に関する講演や研修を国内外で実施。『仕事に生かす地頭力』(ちくま文庫)、『地頭力を鍛える』『アナロジー思考』(共に東洋経済新報社)、『具体と抽象』(dZERO)、『思考力の地図』(KADOKAWA)等著書多数。

「2023年 『やわらかい頭の作り方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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