かわいがり子育て―3歳までは思いっきり甘えさせなさい

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479781653

感想・レビュー・書評

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  • 我が子のために厳しくしつけなきゃ!しからなきゃ!と思い込んでいる方は読んだら、ふむふむと思うのかもしれません。
    ただ、私はそんなふうには思っておらず、著者の意見が正論だと思い実行しているつもりで、それでもうまくいかないことが多いから、そういう場合どうすればいいのか、そこまでつっこんだことが知りたかったのが本音。


    今回初めて読んだつもりだったが、実は再読らしく、内容に見覚えがありました。
    ただ、まだ子どもがほんの赤ちゃんだったせいか、イヤイヤ期などがピンと来ず読んだことすら忘れていたようです。
    今我が子が二歳半で、この本で読んだからというわけでもなく、いろいろな本などを参考になるべく甘やかして育てようと努力していますが、この本の「正解」を実行しても、うまく行かないことが多々あります。
    シンプルな文章で文字数も少ないので、少し子どもや親というものを、個性などを考慮せずひとくくりにしすぎな印象も受けてしまいました。

    努力目標的な感じで受け止めて実行するにはよいと思うのですが、我が子がこうだから親の甘やかしが足りてないんだ、というふうに受け止めると母親の「自己肯定感」が低くなり、逆に育児が辛くなるかもしれないなと私は感じました。

    終わりのほうに、育児書は気に入ったところだけ参考にするのがよい、とあったので、この本も良い本だとは思うがまるごと盲信せず、良い部分を参考にしながら、目の前の生身の我が子と対話しながらなんとか育ててゆきたいと思います。

  • 当たり前と思われる、けどできていない、忘れがちなことを思い出させてくれました。

  • 叱り方褒め方を数冊の本を読み漁っていて、その中で手に取った1冊。本書気軽に読めますね。
    僕は1日で読めました。

    気になった事は以下2点

    ◼️ごめんね。よりもありがとうを言おう。
    →例えば、保育園に迎えに行くのに1番最後になった時。こんなときでも、ごめんねよりも「待っていてくれてありがとう」を伝えようということ。親自身が自己肯定感を持って、ありがとうと言える存在になりたいなと感じた。僕は同じ状況で、「ごめんね」と言ったことがあるので、次回は自分を責めないでいようと感じた。


    ◼️「子どもは3歳までに一生分の恩返しをする」という言葉があり、子どもがそこにいるだけで親は大きな幸せを感じることができるという意味
    →骨身にしみる言葉だわ。親からしたら、一番大変な、自分の時間がほしい!しんどい!って時期ではあるが、子どもに対して「ここにいてくれてありがとう」を実感できる時期。僕が取得した育休は、3歳までのこの時期を一緒に過ごすことができるという点においても、育休は人生に価値のある体験だと感じた。



  • なんとなくの子育て方針がわかり、すぐに読めます。
    なるほどなーとは思うけど、感嘆はなかった。
    もっと深くまで掘り下げた内容が欲しいときには不向き。科学的に立証された内容があると説得力が増したと思う。

    子どもは甘やかすべき(過保護にすべき)で過干渉はしてはいけない。という内容です。
    (子供が望むことをやり過ぎるのは過保護。子供が望んでいないことをするのが過干渉)

    実際にすぐ実践しようと思ったこと
    ・待つこと(が甘やかしの基本)
    ・望みに答えるのは「あとでね」よりちょっとだけでも「今」
    ・条件付きでやらせる事は過干渉(子どもを親の要求に従わせようとするのは過干渉の1つ)の為、その方法は使わない
    ・自分でできることを決めさせる(自律(衝動を自分でコントロールする)性を育てキレないことに繋がる)

    覚えておきたいと思った内容
    ・子どもも大人と同じ自尊心があること

    親という立場から、子どもと接する時、上から目線になっている時があると思ったので、これを意識したい。

  • ごめんねよりもありがとう
    今望んでいることに応えてあげる
    過保護、ボタンをうまく止められないのをやってしまう
    過保護、止められたら誉めてあげる

    いいこでなくてもあなたの全てを受け止める
    子供は大切な存在だと自分の自信肯定する気持ちを育てる

    イヤイヤ反抗は、やってるなというゆとりの気持ちで無理して収めようとせず
    待つこと

    だから無理っていったじゃないとかあたまごなしに言わない。失敗何度もして待つ
    失敗しても挑戦したことを褒める
    できる時期は自分で決める、それまで手伝う。自律性を育てるとキレない子になる

    ケンカは何がいけないかを考えさせる

    スーパーで何でも買うのは、放任とかわりない。親が自分を甘やかしている
    条件をつけるといい
    どもそも気持ちが満たされていない

  • 図書館にて。
    かわいがることと、甘やかすことは違う。
    かわいがることと、叱らないことも違う。
    愛情を持って可愛がって可愛がって育てたいけれど、ダメなことをダメと言える、ちゃんと叱れる親になることも大切だと思う。
    言葉の選び方なのかな。
    親が余裕を持つことも可愛がるために必要なのだと思う。
    試行錯誤は続くだろうけど、ママである自分も、娘も自分たちのペースで頑張っていきたい。

  • 甘えさせなさい。
    遠くから見てなさい。

  • 2008/11/1CXX?図書館
    佐々木正美さんの本。お母さんを支えてくれる本。

著者プロフィール

児童精神科医。1935年生まれ。新潟大学医学部卒業。ブリティッシュ・コロンビア大学留学後、国立秩父学園、東京大学、東京女子医科大学、ノースカロライナ大学等にて、子どもたちの精神医療に従事する。現在、川崎医療福祉大学特任教授。
日本で初めてTEACCHを紹介し、普及に努める、TEACCH及び自閉症医療の第一人者である。
近著に『子どもへのまなざし』『続 子どもへのまなざし』『完 子どもへのまなざし』(以上 福音館)『「育てにくい子」と感じたときに読む本』(主婦の主社) 『アスペルガーを生きる子どもたちへ』(日本評論社)ほか多数

「2011年 『出会いでつむぐ私の仕事』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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