じつはよく知らなかった経済のことがスッキリわかる本 ―不況対策から国際情勢まで! おもしろく教える経済塾
- 大和書房 (2012年4月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479793410
作品紹介・あらすじ
就活生の経くんは、入社試験や面接で問われる経済のことがわからず、なかなか内定をもらえないでいた…。そんなとき、ふとしたことから、マンションの隣部屋の住人が経済塾の人気講師だと知る。交渉に成功した経くんは、夜な夜な先生の部屋に通い、経済の講義を受けることになる-。対話でわかる経済の基礎の基礎。
感想・レビュー・書評
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マクロ経済学の石川秀樹氏の著書
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図書館の本
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主人公の就活中の大学生と経済塾の先生の会話形式で
お送りする分り易い経済学の本
ミクロ経済学、マクロ経済学、国際情勢、国策が
通常の入門書に比べて時事問題をふんだんに盛り込んで書かれている。
学生時代に読んどくといい。 -
カリスマ試験講師の肩書きは伊達じゃない!
就活中の大学生と経済塾の人気講師の対話形式で書かれた本書の読みやすさは、類書にない出来と言って過言ではないでしょう。しかも東日本大震災や電力の問題など、最新のトピックを例に説明されており、内容面や説明の仕方でもわかりやすい。これら以外にも具体例がふんだんに使われていますが、長年資格試験スクールの講師としてわかりやすく説明してきた著者の経験が反映されています。マジックワード化しそうな用語が出てくると、すかさずその用語の説明がなされているのも、長年スクールの現場で教えてきた経験に裏打ちされた配慮からくるもの。とにかく説明が丁寧でかゆいところに手が届きます!
帯には「対話でわかる経済の基礎の基礎」とありますが、通り一遍の基本だけでは終わりません。物の値段を巡る話の中でさらっとクリス・アンダーソンの『FREE』の「フリーミアム」の議論が紹介されていたりして「おおっ!」と驚かされることも。
経済についてよく知らないと思っている人や、苦手意識が強い人は、一度本書を読んでみて下さい。オススメです。