上位20%に入れる人だけが一生成功する ~会社が必要とする人の成功法則~

著者 :
  • 大和書房
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784479793915

感想・レビュー・書評

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  • 「すべての責任は自分にあった」

    プロスポーツ選手や芸能人、芸術家は上位1%に入っても成功には程遠い世界です。野球の世界なら、毎年、高校、大学、社会人から100人前後の選手がプロに行きます。この100人は高校、大学、社会人の中で間違いなく上位1%の人です。でも、彼らの中でプロの世界でレギュラーを取り活躍する人は1割もいません。その点、ビジネスパーソンは、高校、大学の上位1%でなくても会社に入れ、会社でも上位20%に入れば成功者と呼ばれます。

    <成功の法則>
    「上位20%の人物像」
    ①コミュニケーション能力
    ②考え方(自分の力で変えることができることに全力を尽くす。変えられないこと→「学歴」「上司の評価」)
    ③時間の使い方(忙しいと言わない)
    ④モチベーション(今の仕事を好きになれば成功する)

    少しだけ「心がけ」を変え、今よりほんの少し「努力」をすればよいだけ。

    ・人の話をさえぎらない
    ・上手くいかないことがあったら、自分に非がないかをきちんと精査する
    ・不満ではなく、意見を言う

    ①コミュニケーション力
    ・「縁の下の力持ち」的な仕事を大切にする
    ・嫌いな人を無理に好きにならなくていいが、敵をつくらないこと(敵に回す行動というのは、陰で相手の悪口を言ったり、わざと無視したり、指示命令をきかなかったり、喧嘩するなどです)
    ・急にこみ上げた怒りの対処法は「何もしない」こと
    ・「利」で人を動かす
    例)採用面接で。「現在私は、〇〇社で10年間、テナントビルの仲介の仕事をしています。御社が積極的に店舗展開していると伺い、必ずお役に立てると確信しております。私はビルオーナーとの交渉の駆け引きを熟知しており、一般の仲介会社を通すより、平均10%は安く交渉できます。御社が仮に年間50店舗出店するとすれば、6000万円安く入居できます」
    ・聴き上手
    コミュニケーションの中で特に重要なのが、いかに人の話をきちんと聴くことができるかという部分です。

    ②考える力
    ・常に人と同じことをしていても、一歩抜け出すことはできません。1人だけロシア語の勉強をするとか、誰もが1週間の期限ぎりぎりでレポートを提出しているなら、自分だけ期限の3日前に提出してみる。これはとても効果があります。早く出せば目に留まります。
    ・習慣化させる仕組みをつくることが大切
    ・変化を楽しむ「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である(チャールズ・ダーウィン)」
    ・腐らず、焦らず、目の前の「やるべきこと」に一生懸命取り組んでいたら、必ず明るい日が訪れます。

    ④モチベーション力
    ・比較するのは過去の自分だけ
    ・私の経験から、理不尽な人事にめげず努力を続ける人は、その後必ず大成しています。
    ・「幸運の女神には前髪しかない」
    チャンスが来たらいつでも捕まえられるように準備をしておきましょうという意味です。
    ・計画を立てる時に「いつ」「どこで」「何をする前に(後に)」実行するのかを意識する。
    ・沈黙は金。特にマイナスの発言は慎みましょう。口にしたことは必ず相手に伝わると思って間違いありません。

  • 献本にていただく。

  • プロスポーツ選手や歌手などは上位1%に入っても
    成功し続けられる人は限られるような厳しい世界ですが、
    ビジネスでは、上位20%に入れば成功できます。

    本日ご紹介する本は、
    上位1%ではなく、上位20%に入ることで
    ビジネスで成功するための、
    ノウハウを紹介した1冊。

    ポイントは
    「小さなコツをたくさん」

    できるだけたくさんの行動で上位20%に入り、
    長い期間それを実践していく。


    「成功者が行っていること」
     ①試してみる
     ②継続する
     ③与える

    80%の人は、考えるだけで
    忙しさに紛れて、具体的な行動ができません。

    また、行動しても忙しさに紛れて
    継続ができません。

    そして、忙しさに紛れて他人との関わりがもてません。

    ちょっとしたことですが、なかなかできないことですね。



    「投資の時間」

    上位20%に入る人は圧倒的に
    一般の人に比べて投資の時間を多く持っています。

    投資とは、今はリターンがないけれども
    将来のリターンのために今やっておくこと。

    目の前のリターンのために使っている時間と
    将来のリターンのために使っている時間を
    書き出してみることが重要。

    もしかしたら、
    将来のリターンのために使っている時間が
    ほぼゼロかもしれません。

    ぜひ、読んでみてください。

    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    自分を知るとは、他者から自分がどう見られているかを知ること
    物事がうまくいかないときは、その行動が他者から見て当然なのかを検証する必要がある
    成功者が行っていること ①試してみる ②継続する ③与える
    人を動かすときに一番効果的なのは利益を示すこと
    批判したり判断を下す前に、相手の立場になって考えるようにする
    習慣化するには、将来の果実を得るために、目先の利益を犠牲にすることが必要
    上位20%に入る人は圧倒的に一般の人に比べて投資の時間を多く持っている
    どんなことが起こっても、自分にとって必要だから起こったと受け止めましょう。
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    1 成功法則―上位20%の人は、成功し続ける
    2 コミュニケーション力―上位20%の人は、「えこひいき」されている
    3 考える力―上位20%の人は、選択と集中ができる
    4 時間力―上位20%の人は、「忙しい」と言わない
    5 モチベーション力―上位20%の人は、全速力でタバコを買いに行く
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  • 平均点を上げようとしない。
    得意分野を突出させる
    できないことをやるとストレスがたまるだけ
    生き残れるのは変化できるものだけ
    順境の時ほど謙虚になる。
    逆境の時は、目の前のやるべきことに集中する。
    忙しいとは言わない。

  • 成功し続ける
    ○常に相手を喜ばせる
    ○変えられる事に全力
    ○やらなくていいことはやらない
    ○5人に中で1番になればいい
    ○ありがとうを活用する
    ○全て試練だと受け止める
    ○見返りは期待しない
    ○無駄な時間は捨てる
    ○時間は平等に与えられている
    ○消費・浪費・投資を考える

    非常に学びの多い本でした。

  • 聞いたことのある有名なビジネス書の転用が目立ったので、好き嫌いは別れると思うけど、最近の流行りをお手軽に知るにはいい一冊なんじゃないかと。

  • ●左遷も昇格が遅れるのも自分にとって必要だからと思う

    ●比較するのは過去の自分だけ

    ●不満でなく、(建設的な)意見を言う

    ●どんな法則も「試して」「継続して」「与える」
    【読書メモ】

    ●怒りの原因を紙に書いてみる

    ●「正しさ」では人は動かせない。「利」で動く

    ●話す目的を明確にする

    ●短時間、感情や私見を入れない、結論を先に言う

    ●相手の言葉を繰り返す。話の腰を折らない

    ●「正しい」は、人の数だけ存在する。一度、相手の立場に立ってみる

  •  著者は、「法則」は何も特別なことではなく、当たり前のことをするだけでよく、「上位20%」に入る人は、その当たり前のことができている、と述べています。
    「上位20%」というと、ちょっとハードルが高く感じるかもしれませんが、5人の中で一番になればいいということ。そう言われると、何とかなりそうな気もします。

     詳細なレビューはこちらです↓
    http://maemuki-blog.com/?p=943

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著者プロフィール

中部大学 生物機能開発研究所 客員教授 医学博士

「2020年 『脂質・脂肪酸関連物質の使いこなし方 -素材開発・機能創生・応用技術-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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