- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479796169
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
それぞれの専門家が人工知能と日本経済について解説する。はじまりは人工知能についてわかりやすく述べられており期待できたが、経済の専門家の話になるにつれて、ソフトウェア投資の概論ばかりになってきて、その中でもAIについては申し訳程度に数行触れられている程度。情報技術の専門家じゃないにしても、グーグルかマイクロソフトぐらいしか挙げられないなら、こんな本に執筆すべきではない。
-
「技術革新をどれだけ生かせるかは、優れた人材がどれだけ育成されているかがカギになる」
「人材開発」
「人材育成」
人工知能がどれだけ発展してもそれを活かせる人材がいないと企業は成長しないということです。
人工知能が爆発的に発展するカギに「眼の誕生」があげられます。
機械に眼をつけることができると自動運転だけでなく工場や倉庫の管理も抜本的に変化が生まれます。
農業や医療介護の世界も革新的な発展が考えられます。
おそらく人工知能は人間の想像をはるかに超える革命を起こすのかなと思います。
「職がなくなるのではなくタスクがなくなる」
職が再定義され機械的な仕事がなくなることが想定されます。
少子化ですし結果的に人員が少なくて済むのかもしれませんが常に考えて学習することでしか自己の職を維持することはできなくなると考えられます。
ただ本書では
日本企業に多く見られる「省力化投資」ではなく
新たな技術やサービスを積極的に用いることで生産性を高め、
付加価値を生み出し、
さらに新たな雇用を生み出す
ための投資としていくことが強く期待される
としています。
AIを活用していくからこそ人への投資がますます重要になってくると書かれています。
人工知能がわからないから怯えるのではなくどう使いこなせるのか自分を鍛え上げていくしかないということやと思います。
-
タイトルの「人工知能」は今後の方向性を示唆しているものの、この本の主題はあくまでも投資のお話。
日本と米国の投資傾向の違いなどに言及し、ICT投資の多寡を浮き彫りにして、日本企業を憂うのはお約束、投資指標に現れにくい人材育成がもっとも重要との話には我が意を得たりでした。 -
英語の壁があるため、日本から革新的なWEBサービスは生まれにくい。製造業関連に特化するべき。
-
人工知能についての内容ではないけど、ITと人的資産が今後の中小企業にどう寄与するのかという観点においてはとてもうまくまとまっている本でした。