- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784479796701
感想・レビュー・書評
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「お察し力」が強いものの、頑張っている内に疲れ切ってしまう。長所であるはずの「お察し力」がなぜ空回ってしまうのか。その心理や人間関係の仕組みを解説し、解決へのワークを提案してくれる一冊。
「自分みたいな人間ができるんだから、他の人はもっと上手にできるはず」
自己肯定感の低さが生み出す思い込みによって、他の人が察してくれないのは自分を軽んじているからだと考えてしまう。その自己肯定感の低さを埋めるために、他人から認められようと察して動くも、期待は裏切られるもの。他人軸で行動するほどに、相手の反応に振り回されて不安になってしまう悪循環。他人軸で動くと「お察し力」は短所になり、自分軸で動いた時に初めて長所として扱える。このあたりの説明はわかりやすくて納得できた。
自分軸の「与える」は「相手が喜ぶことを想像して、それを実現するために行動すること」「相手の反応にかかわらず、その行為そのものに自分が喜びを感じられること」。もし、喜ばれなかった時に悲しくなるのは、見返りを求める「取引」というのも勉強になった部分。他人軸では、自分の行動が「相手の気分を害さない」という条件に縛られてしまい、「お察し力」をそれに使うと、相手の心の動きは読めないためにどんどん消耗してしまうことに。これあるあるすぎる。基本的に自分軸で生きるようにして、自分で気を遣うかどうかを選ぶことが大事なんだなと。
ワークで一番よかったのは「人は人」に苦手な人の名前を入れるもの。「私は私、父は父」と具体的な人を入れると、相手との間に線を引きやすくなるって、簡単な工夫だけど気づかなかった。あとは、主語をつけて説明すること。私は賛成だ。あなたは反対だ。という風に普段は省略しがちな主語を意識することで、自他境界をくっきりできる。他には、何でもいいから1日5個自分を褒めること。ここまでならよくあるワークなんだけど、朝起きられたなど、とにかく小さいことを褒めまくると、ハードルが低くなって褒めポイントを見つけて生活できるというのも面白かった。
本にはもっとたくさんのワークが解説されていてすごい反面、疲れた時に読む本なのに読んでいて疲れたというオチに(笑) 後半は自己啓発的な内容も多く、感受性が高い人がこれを読むとお腹いっぱいで苦しくなりそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・相手の反応が気になる時=他人軸になっている
・自分を甘やかす日を作る
・時には冷たい態度をとることができる(ドライである事を自分に許可する)
・私はこんなに頑張ったのに、と「取引」をはじめると、不満がでてくる。相手が喜ばなくても出来る事をする。
嫌な事をたくさんしてきた私にはまだまだ練習及びワークが必要。
小さな事でも自分を褒めてあげよう。
最後、号泣でした。
今まで人の為に頑張ってきた私を大いに褒めてあげよう。
オススメです。 -
相手から同じ分だけ返ってくるものと思って与えたり尽くしたり配慮したりするからしんどいよね、基本は'自分がしたいからする'。自分がそれをすることが嬉しいからする、という方が自分の心にとって良いよね、というお話。確かに。
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黄色のところだけバーッと読むだけでも気持ちが楽になる。
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2023年9-10月期展示本です。
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想定外に自己啓発本だった・・・
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他人軸でなく、自分軸で生きる。
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当てはまりすぎて思わず読んでしまった
自分軸をいつの間にか忘れて
自分が何をしたいのか
自分が何を好きなのか
自分らしさも
全部わすれてしまった
「私は私、人は人」
「私は」という主語を意識する
「私はあなたと違うから」
「他人の迷惑を省みず」
「誰かのために頑張ったことを認める」
できることと出来ないことのライン引き
当たり前のようなことでも、自分を褒めまくる
それを書いたり、意識すること
自分の感情には責任を持つ⇨ネガティブな感情もなかったことにせず吐き出そう
好きなもの、したいことを”大量に”リストアップ
欲しいものを素直にいう練習
ツイッターやSNSなどでも、欲しいものを呟き続きるのも練習に!
自己アピールのポイントは本音
自分へご褒美をあげる
むむむ
やってみよう