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- Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480015099
作品紹介・あらすじ
現在われわれが日常的に使っている文字「漢字」は、その源流を古代中国の「甲骨文字」に持つ。その字形や意味は、驚くべきことに現代日本の漢字とつながっており、その原初の姿を尋ねることで、自分たちの文字により豊かに接することができるのだ。本書では、甲骨文字にも多く原形が見られ、日本語の基礎ともなっている教育漢字三百余字を収録。漢字文化を愛する人の必携書。
感想・レビュー・書評
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一応呪術的な世界であった甲骨文を説く。
藤堂明保説をほぼ批判、無視して説かれる本書は、白川静の呪術的世界をたたき台として見ているものの、白川説に出る「口(サイ)」は、著者によれば全漢字の口を指すものではなく、結構口耳の口(コウ)があるという。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
藤堂明保・加藤常賢・白川静の文字学を批判的にうけついでいて、たいへん興味深い。甲骨文では用例のないものも多く、こうした字は結局、解決不能になっているものも多い。
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漢字のもとをたどれば甲骨文字になる。
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