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- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480020703
作品紹介・あらすじ
人類学者カルロス・カスタネダのドン・ファンを主人公とする4冊の著書に描かれた、の感性と論理を手がかりに、人間ほんらいの生き方の発掘をめざし、人間解放の拠点を探る、コミューン構想のための比較社会学。
感想・レビュー・書評
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この本が導くものは、一つの「純粋な明晰さ」に安住しないタフさである。ある世界観を、世界と対峙するための「楯」として構築する一方、それがただの「楯」にしかすぎぬということを認識する力である。神秘主義的な内容ながら、そこに通底するものはきわめて理性的。理性と神秘はこのようにして折り合いをつけながら、単一ではない、複合的世界観を構築していくのだろう。
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カスタネダの最高の概説書。
「美がまえにある
美がうしろにある
美が上を舞う
美が下を舞う
私はそれにかこまれている
私はそれにひたされている
若い日の私はそれを知る
そして老いた日に
静かに私は歩くだろう
このうつくしい道の行くまま」
本文のナヴァホの讃歌より
「からだは溶けて宇宙となる
宇宙は溶けて音のない声となる
声は溶けていちめんの輝きとなる
そして輝きはかぎりない歓喜の胸に抱かれる」パラマハンサ ヨガナンタ 本文より
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