- Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480034465
感想・レビュー・書評
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フォークとは何か。
60年代、70年代にトリップ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
名著ですね。
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内側と外側両方の視点から日本フォークの黎明期をまとめた貴重な記録。
なぎらさんのように当事者でありながら、記録者でもあるという存在は極めて稀でエポック。日本のポピュラー音楽史の研究者は感謝しなくてはならない。 -
70年前後のメッセージフォークのお話〜高石ともや、岡林信康、五つの赤い風船、高田渡、遠藤賢司、加川良、三上寛、斎藤哲夫、吉田拓郎、武蔵野タンポポ団、RCサクセッション、泉谷しげる、もんたよしのり、友川かずき、井上陽水、なぎら健壱
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僕にとって野坂昭如という作家は、「火垂るの墓」を書いた人という認識しかなく、それだけにテレビのコメンテーターとしての破天荒さと、作品が釣り合っていなかった。作家の人格と作品とは別と考えるべきであるにしてもである。今回この作品を読むことにより、野坂昭如の良心的なだけではない、やさぐれた面を感じれた。戦後間もない頃、表現の自由が許されない時代、性的な興奮を煽る事、物が許されない時代、登場人物たちは、ブルーフィルムの製作、発売、乱交パーティーの斡旋などをお上の目を盗みながら行う。社会、家族に対して後ろめたい気持ちを感じつつ、自分たちの仕事は必要とされている事だと誇りを持ちつつ、やがてエロ哲学の違いから、商売組織は分裂していく様は、ユーモラスで人間くさい。野坂氏も処女作ということで、筆任せに書いている感があるが、それがかえって、作品の勢いを与えているし、言葉の反射神経が見事である。
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なぎら健壱の体験をもとにしたフォーク史。最後に年表があることで助かったが、文章は前後することも多く当時を知らない人にはわかりづらい。『フォークソングされどわれらが日々』のなぎらの項で、短く要約されているので、合わせて読んだ方がわかりやすい。
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これは、なんというか、かなりのものだなぁ、というのが最初の感想だ。懐かしすぎてほとんど涙が出そうだった。といっても、ここで紹介されているシンガーのうち、例えば、高田渡や遠藤賢司などの歌を頻繁に聴いていた記憶はないし、岡林の歌でも特に熱心なリスナーというわけではなかった。それは、年代的な理由(彼らは私よりもかなり上)もあるけれども、メッセージソング自体を私がそんなに好きではなかった、というか、よく理解できなかったという理由によるところが大きいと思う。まぁ、それも年代の差といえば、その通りなのだけれども。
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おもろい!
個人的にはエンケン大好きなのでオフショット的なものとか、裏話ににやにや。
これを読んでまた聞きたい音楽が増えました。
またこんな時代がこないかなーと思います。 -
面白い