外国人労働者新時代 (ちくま新書 288)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480058881

作品紹介・あらすじ

本格的な少子・高齢化の時代を迎え、外国人労働者・移民受入れをめぐる議論がいま、注目を集めている。人口問題を移民受入れで解決することは可能なのか?外国人労働者とその家族に、定住への道は開かれるのか?スキャンダルにゆれる外国人研修・技能実習制度を、真に意味のあるものにしていくことはできるのか?欧米諸国の経験もふまえて論点を整理しつつ、アジア諸国と連動した人材開発という新たな視点から、人材国際化への道筋を示す。

感想・レビュー・書評

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  • 専門的・技術的分野の外国人は積極的に受け入れる
    それ以外の単純労働者は消極的

    ①外国人研修制度の規制緩和
    ②日系人労働者の出稼ぎの増加
    ③不法入国者及び不法就労者増加の問題

    堺屋太一

    不法入国・不法就労者多い
    ・入国危険
    ・過酷な労働条件

    外国人労働者を入れるにしても、どの特定の労働者が不足しているのかを見極め、労働受給を安定させる必要ある
    ・国内で人材調達可能力テスト→国外からの雇用認める
    ・受け入れ数に限界設定

    少子化対策で効果出ないかどうかも同時に考える

    社会的結合=外国人が社会の底辺にならないようにすることが必要

    単独移民なのか、家族も来るのかで社会への影響も変わる

    外国人研修制度や技能実習生度濫用

  • 移民政策においてミクロの視点が分かりやすく書かれている。外国人労働者受け入れが専門・技術職と単純労働職のみで分けられる二分法が行われているのに疑問を呈し、中間職種の雇用を呼びかける。
    ミクロでの分析はよかったが、終章の著者のマクロでの政策提言には紋切り型のつまらなさしか感じないのが残念だった。

  • [ 内容 ]
    本格的な少子・高齢化の時代を迎え、外国人労働者・移民受入れをめぐる議論がいま、注目を集めている。
    人口問題を移民受入れで解決することは可能なのか?
    外国人労働者とその家族に、定住への道は開かれるのか?
    スキャンダルにゆれる外国人研修・技能実習制度を、真に意味のあるものにしていくことはできるのか?
    欧米諸国の経験もふまえて論点を整理しつつ、アジア諸国と連動した人材開発という新たな視点から、人材国際化への道筋を示す。

    [ 目次 ]
    序章 外国人労働者新時代の幕開け
    第1章 始まった「第二の論争」
    第2章 外国人労働者はいま
    第3章 移民受入れは少子・高齢化対策になるのか
    第4章 移民・外国人労働者の社会的統合
    第5章 地域統合と国際的な人の移動
    第6章 東アジアの人材移動
    終章 人材の集まる国に

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    [ 参考となる書評 ]

  • 人材の招聘・還流はどうあるべきか、欧・米・アジア、そして日本のケースを伝える。日本の人材国際化の現在の考え方を提供している。

  • 分類=労働・外国人労働者。01年3月。

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著者プロフィール

労働省に入省後、外国人雇用問題に関わり、ウルグアイ・ラウンドのサービス貿易交渉に労働の専門家として参加。現在、関西学院大学経済学部・大学院経済学研究科教授、少子経済研究センター長。博士(経済学)。内閣府規制改革会議専門委員(海外人材担当)、同労働市場改革に関する専門調査会専門委員などを務め、現在も外国人集住都市会議アドバイザーとして活動。主著に『外国人労働者新時代』(ちくま新書)、『国際的な人の移動と労働市場』(日本労働研究機構)など

「2011年 『世代間利害の経済学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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