- Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480062772
作品紹介・あらすじ
自衛隊のイラク派遣、北朝鮮問題への対応、道路公団や郵政民営化に代表される「改革」の進展、皇室典範や憲法をめぐる改正論議、不良債権処理と景気回復の名の下に進められた日本型雇用の崩壊-日本が場当たり的な対応を重ねるあいだに、かつて「超合金」と言われた日本システムは根こそぎ変えられつつある。日本の「国富」に狙いを定めたアメリカの国家戦略は、対日「年次改革要望書」を通じて密かに、そして着実に現実のものとなっている。アメリカによる対日支配の実態はどうなっているのだろうか。外務官僚としての体験も踏まえつつ、覇権構造の中の自立の可能性を探る。
感想・レビュー・書評
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アメリカの巧みな戦略に誘導され、知らない間に日本はこんな事になっていた‼という話。金融政策、IT、構造改革などの分野別に著者の分析があり、『そうだったのか‼』と納得させられた。特に国際会計基準と、ITの分野は『知らない間…』のインパクトが大きかったのだと理解出来た。
全編を通して、たくさんのデータを示す事で、きちんと検証、説明されようとしていたが、データが多過ぎて、また新書なので、それらが、ページをまたぐ事もあり、ちょっと読みにくいようにも感じた。
また、著者は外務省の出身の方らしいので、経済本のような感じでなく、御自身の経験やエピソードを色々盛り込んだ、佐藤優さん的な展開の方が面白いのかな?と個人的にはおもった。
ただ、元CIAの情報員事件などもあったので、著者の分析力等は的確だなぁと感心した。 -
いつからこれほどまでに日本はアメリカに隷属してしまったのか。これまでの自民党政治の情けなさが映し出される。
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[ 内容 ]
自衛隊のイラク派遣、北朝鮮問題への対応、道路公団や郵政民営化に代表される「改革」の進展、皇室典範や憲法をめぐる改正論議、不良債権処理と景気回復の名の下に進められた日本型雇用の崩壊―日本が場当たり的な対応を重ねるあいだに、かつて「超合金」と言われた日本システムは根こそぎ変えられつつある。
日本の「国富」に狙いを定めたアメリカの国家戦略は、対日「年次改革要望書」を通じて密かに、そして着実に現実のものとなっている。
アメリカによる対日支配の実態はどうなっているのだろうか。
外務官僚としての体験も踏まえつつ、覇権構造の中の自立の可能性を探る。
[ 目次 ]
第1章 米国の国家戦略と日本の「知識人」
第2章 消えた「日米貿易戦争」
第3章 アジア通貨・経済危機の真相
第4章 決定打としての「IT革命」
第5章 悪魔の契約
第6章 日本の「逆襲」
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
3/25:理解するのに時間がかかる。断念。
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3/23:結構難解...引用が多く、作者の主張する主題が見えづらい。 -
ニー仏さんから頂いた。
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日本を騙し続けて着々と日本の国富を自国に付け替えようとするアメリカの国家戦略を、今日の様々な制度改革を例に検証している。
表現が回りくどく文章が読みづらい。 -
怖いです。
急激に入ってきてる外資の資本とか恐ろしいです。
日本は食い物にされます。 -
「奥の院」っていう謀略。