- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480063083
作品紹介・あらすじ
道具は作っただけでは完成ではない。使う人間がいて、はじめて命が吹き込まれる。すり鉢、茶筒、卸し金など、生活のなかで磨き上げられた数々の和道具は、使えば使うほど、生活に円熟した豊かさをもたらす。本書では、百種におよぶ和道具を紹介し、その使い方・作り方・歴史を解説する。消えかけた暮らしの道を辿ることによって、日本の生活が眩しげな光を放っていた旧きよき時代を見つめなおす。味わい深いイラストを交えながら綴る、暮らしをじっくり愉しむためのヒント。
感想・レビュー・書評
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近年目にすることが減ってしまった昔ながらの和道具。
その道具の由来や薀蓄に著者の子供時代の思い出を交えて語られています。
狸毛の歯ブラシや口中毛抜きと言う今まで自分が知らなかったもの、割烹着の歴史等々読んでいて面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
遠藤ケイさんの本。そう言うこと。
和道具への愛と、それを作る職人への愛に溢れた本。
ご自分の思い出も織り交ぜて、とっても良質なエッセイ。 -
すり鉢、箸、洗濯板、わっぱ、すり金など、昔の日本の生活の中で使われていた道具を見直すとともに
古き良き日本の生活を懐古する。 -
興味はあるのだけどそこには女性が女を捨てて母になり家の付属物になり家の中でだけ通用する地位だけを手に入れる選べない不自由さがありすべてが魅力的には思えない。