雇用はなぜ壊れたのか: 会社の論理vs.労働者の論理 (ちくま新書 775)
- 筑摩書房 (2009年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480064837
感想・レビュー・書評
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成果主義的な給与制度はかえって内発的動機付けを減少させる負の効果がある
仕事をする上での満足度とは、他人から承認されることの喜びである
なるほど確かにそうかも詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルにおける副題が本書のメインテーマですね。
労働者、会社、株主、生活者と様々なプレイヤーの論理が
どのように衝突している、しうるのかが、端的に現してくれます。
そういう状況に対して、労働法制の判断は現状こうですよ、こういう意見もありますよ、と考えさせてくれるヒントも散りばめてくれてて嬉しい。
やはり響くのは、ケーキを奪い合うより、ケーキがより多くあれば問題はおきないのでは?と著者もつぶやくところ。共感できるわぁ。 -
第2週 1/18(水)~1/24(火)
テーマ「学ぶ」こと・「働く」こと
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https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00172201 -
労働法にかかる12のテーマについて、会社の論理と労働者の論理の対立で捉え、新たなルールを模索しようと提起している。
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[ 内容 ]
会社では毎日のようにトラブルが起きている。
セクハラ、長時間残業、内定取消、期間工の解雇、正社員リストラ―。
こうした問題が生じる背景には、「労働」そのものの激変が横たわる。
それだけに、根本的な解決は一筋縄ではいかない。
本書では、会社と労働者の対立軸をシャープに浮き上がらせ、労働法学の考え方を導きとしながら、雇用社会の根本にある11のテーマについて考えなおす。
誰もが「働ける」社会をつくるために、新たなルールを模索する。
[ 目次 ]
法と道徳―社内不倫はイケないこと?
男と女―女だって働きたいの
仕事と余暇―男だって休みたい
敵対と協調―ユニオンって何をしてくれるの?
エリートとノン・エリート―たかが学歴、されど学歴
会社人と職業人―君は仕事のプロになれるか?
「使える」社員と「使えない」社員―クビになるのは誰?
アメとムチ―人を働かせる秘訣
ベテランと新人―世代間戦争の行方は?
正社員と非正社員―政府のやるべきことは何?
雇用と自営―本当の自由とは?
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