- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480065582
感想・レビュー・書評
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[ 内容 ]
古代史の一級資料「倭人伝」。
邪馬台国や卑弥呼への興味から言及されることの多い文章だが、それだけの関心で読むのは、あまりにもったいない。
正確な読みと想像力で見えてくるのは、対馬、奴国、狗奴国、投馬国…などの活気ある国々。
開けた都市、文字の使用、機敏な外交。
さらには、魏や帯方郡などの思惑と情勢。
在りし日の倭の姿を生き生きとよみがえらせて、読者を古代のロマンと学問の楽しみに誘う。
[ 目次 ]
第1章 倭人伝を読むにさいして
第2章 東アジアの中での倭人伝
第3章 対馬国と一支国
第4章 玄界灘に臨んだ国々
第5章 狗奴国・投馬国・邪馬台国
第6章 張政の役割と卑弥呼の死
第7章 北部九州からヤマトへ
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ますだで飲んでいると森夫妻が来られて、冷酒を美味しそうに飲んでいました。あとがきにもあるとおり「ぼくの疑問はどうして宗像とみられる土地が倭人伝にでていないのかである」というのは同感です。
本書は「西日本新聞」の連載を加筆修正したもので38回ぶんですね。そこここに先人の見識をとどめ、戦友でもあったのでしょう故人の業績を称えています。「倭人伝原文」を初めて読みましたが、区切りがないのでむずかしいですね。