- Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480066978
作品紹介・あらすじ
些細なひと言に突然キレる。昔のことを蒸し返す。とりとめなく関係ない話をする。思い込みが激しい。根拠なしに「絶対これがいい」と断言する。まったく女は厄介だ。確かに女性脳は厄介だが、それゆえに潜在能を秘め、扱い方を間違わなければ、強い味方になって奇跡をも起こす(間違えれば敵になる!)。
本書では、男女脳の違いをつぶさに解きながら、わかりあうための処方箋を示す。職場の人材活用に使え、恋愛指南になり、夫婦の老後の備えともなる究極の男女脳取扱説明書。
感想・レビュー・書評
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男女の違いを知る上で、脳科学を学ぶのは良いと思う。イライラするのは何故なのか、理屈がわかれば対処しやすい。全てではないにしても、溝を埋める手助けにはなりそう!
ただ、お互いにということなので…男女共に手に取ることが大事だなと感じた。
でもやはり、最後は言葉で話すことが大切なのだと再確認した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●まさに天才的すぎる著作。こんなに腑に落ちる本、読んだことがない。
●なんで男は探し物ができないのか、なんで女は昔の話をいつまでも掘り起こすのかについて、こんなに明確な答えを得たのは初めてだよ…
●何より読みやすいからドンドン読み進めてしまう。エッセイみたいだ。
●女性と付き合う上で是非とも参考にさせていただきます笑 -
まず、著者の「男も女も自分の脳のあり方を楽しもうよ!その上で違う脳をもつ他者に歩み寄ろう」っていうスタンスが素敵。
自分のこと、男っぽい部分もあるよなーなんて思ってたけど、こと脳に関しては完全に女性脳なんだなーと痛感した。文章や考察がわかりやすすぎて「わかる!わかる!ああ、そうだったのか」の連続なんだけど、なんだか反省することしきりでもある。脳の作り自体を反省する必要はないんだけどね。
ただ、「なんでわかってくれないの!?キーキー!!」も、私の嘘偽りない魂からの叫びなのですが、それを男性にぶつけてばかりいてもしょうがない。女どうしでわかりあえる楽しさは大事にしつつ、そのかんじをどうやって男子語に翻訳して理解してもらうのか、っていうのは自分が考えなきゃね。翻訳を身につけることで男子と分かり合えたり、いい時間を共有できるなら、それがいちばんいいのだから。 -
面白かった。確かに、と思うことがたくさんあった。
•女性がキレたら理由を追求せずただ真摯にあやまる。
自分が正しいことの証明を試みてはいけない。正しいことを証明してしまったら、いっそうキレて手が付けられないのが恐るべき女性脳。
•女性脳は共感してくれる相手に愛着がわく。
•女性が心を込めてしてきたこと、彼女にしかできないこと(プロセス)を言葉にしてねぎらう。それは、どんな成果評価よりも女性脳を満たす。 -
いろいろ盛り沢山な内容だが、ホストのお兄ちゃんが「私たちってお金の関係なのよね…」と相手が返答に困るような質問を投げかけてきたとき、「そんな質問をさせてしまうくらい、悲しませてゴメン」と謝る返答が秀逸だった。
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黒川さんの文章の書き方がとてもスッキリしていて読みやすい。
かつ、言葉の選択や比喩が絶妙で軽快。
男性脳と女性脳を取説として読むことで、多様な人達を受け入れられるようになりそうな一冊。
特に女性管理職を目指す人には読んでもらいたい。 -
この本、目からウロコが落ちました。確かになんでこの人こんなに怒ってるのだろうとか、どこで怒らせた?とか、原因は全て男女間での脳の働きの違いにあるという。ありがたいことに男女それぞれに対応したトリセツまで収録。職場で、家庭で、友達、恋人同士、男女間のコミュニケーションは随分と楽になる、と思います。特に著者は女性なので、女性脳の特徴が細かく書かれており男性は必読の一冊、早速実践しております。
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ななんで彼はわかってくれないの?なんで彼女は怒ってるの?とお嘆きの方向けの本。ある〜‼と言いつつ女性脳働かせて共感して読んだ。読むとスッキリする本‼
男性の脳には、察する、フォローする、優しい共感の言葉をかける。いわゆる思いやりの機能は付いていない。のれは、経験で培うオプション機能。母親が躾けなくてはダメらしい。ぼーっとしたり、遠い目標だと絶望するのも脳の仕業。息子には、小さな目標を与えるといいらしい。確かにそうだった! -
2015.6.12
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男女で脳漿の太さが違う=右脳と左脳の連携が違うから全く違った認知と考えを持つという事実はとてもわかりやすく、男女の違いを考えるうえで汎用性があると思った。
男女は人が生きていくうえで必要な機能を、分けて与えられたからこそ、全く違う性質を持つ異性に惹かれるし、その二人が揃って一対になることで完成するという恋愛論は、この本の後に読んだ岡本太郎先生の「自分の中に毒を持て」でも述べられていたことであり、やはり真理なのだと思う。