建築から見た日本古代史 (ちくま新書1247)

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  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480069566

感想・レビュー・書評

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  • 天智天皇と天武天皇がいる兄弟という説、おもしろい。
    天智天皇と天武天皇の確執、その後の壬申の乱へのドラマ、天武天皇を引き継いだ天智天皇の娘である持統天皇…この流れの考察は納得感があり勉強になった。
    天智天皇の娘で、天武天皇の妻で、万世一系神話を生み出した。持統天皇がこんなに興味深い人物だったとは。
    事実の羅列でしか知らなかった歴史に厚みが生まれ、物語を感じた。

  • 建築から切り込む斬新な歴史叙述がおもしろかったです。が、論理が飲み込めないところがありました。申し訳ありません。

  • 本書は、主として建築の観点から奈良時代の大王(本書では、天武天皇より前を大王と表記)の歴史を読み解いていく。新書ながら300ページ超のボリュームで、読みごたえがありました。最も興味深かったのは、やはり持統天皇ですね。自ら産んだ子を天皇にするために、自らを神格化し、伊勢神宮の第1回式年遷宮で建築様式まで変えてしまうという。随所に奈良時代の教養の知識も満載です。

  • 建築は文化であり政治とも密接に関わるもの。特に時代背景により建築が変化するのは当然ですね。

  • 東2法経図・開架 B1/7/1247/K

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著者プロフィール

建築家・著述家

「2021年 『持統天皇と男系継承の起源』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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