中学受験で大好きな学校に入ろう (ちくま新書 1764)

著者 :
  • 筑摩書房
3.25
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本棚登録 : 45
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480075888

作品紹介・あらすじ

伝統校か難関校か大学附属か、国際系や理系特化の新進気鋭校か。これからの時代の志望校選びの着眼点から失敗のリカバリーまで。保護者が考えるべきポイント。

感想・レビュー・書評

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  • 中学受験雑誌『進学レーダー』編集長(兼 日能研勤務)の著者による、私立中選びのための情報書。

    内容は主に、中学受験のトレンド、私立中のトレンド、タイプ別に分類した私立中の紹介の三本柱である。

    長年中学受験業界に身を置いてきた著者らしく、かつて親世代が受験をした頃と、現在との比較、教育トレンドの変遷について紙幅が割かれている。
    進学実績至上主義が後退し、私立中が強化してきたのはキャリアガイダンス機能や持続型学力の涵養。
    その実践のためのアクティブラーニングや高大連携への取り組み等の紹介。
    そのほか、共学・別学のトレンドや、国際系を標榜する改革を経た学校等の解説等、本書を読めば近年私立中が取り組んできている教育方針のトレンドが一通り把握できる情報量だ。

    後半のタイプ別私学紹介は、結構欲張って多くの学校に触れてはいるものの、紙幅の関係上どうしても簡単な案内にならざるを得ない。
    最終章の志望校の選び方や塾選びの仕方は取ってつけたような内容で、何だかバランスを欠く。

    とは言え、個人的には前半部分の情報だけでも十分一読の価値はあると思うし、志望校選びにおいては、何よりも「校風」を最重要視すべしという著者の見解には共感した。

  • 東2法経図・6F開架:B1/7/1764/K

  • 自分が知らないだけかもしれないが
    著者の偏りを感じなくも無かった…

  • 2024.1.8読了。

  • 序 章 入りたい中学、入るべき中学、そして入ってしまった中学
    第一章 中学受験、これまでとこれから
    第二章 こんな学校で学びたい
    第三章 変わる大学の価値、高大連携のメリット
    第四章 中学受験のトレンドと問題点
    第五章 タイプ別私立中高一貫校
    第六章 志望校選びのポイントと中学受験準備

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著者プロフィール

井上 修(いのうえ・おさむ):1967年愛媛県生まれ。横浜国立大学教育学部心理学専攻卒業。日能研に入社。中学受験雑誌『進学レーダー』編集長。著書に『私立中高一貫校しかない!――教育階層化時代の勝ちぬき方』 (宝島社新書)、日能研進学情報室名義で『中高一貫校』(ちくま新書)がある。

「2023年 『中学受験で大好きな学校に入ろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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