ニーチェ全集 13 (ちくま学芸文庫 ニ 1-13)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (612ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480080837

作品紹介・あらすじ

権力への意志とは何か。ニーチェの提唱する権力とは超人の理想、ディオニュソス的精神、さらに自由なる精神が発現される源泉としての生命の根源的な力である。権力への意志を偏狭な解釈のうちに閉じこめるのではなく、肯定的な価値として深く純粋に捉え得るかどうかは、われわれ自身の本書全体の理解にかかっているといえよう。ニヒリズムを超える新しい価値定立の原理を権力への意志に求めた晩年のニーチェ。彼が切り開いた未来の哲学の可能性はこの厖大な哲学的断章の森の中に秘められているのだ。本巻には全四書のうち、「第三書 新しい価値定立の原理」および「第四書 訓育と育成」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 「無」によって限界づけられた絶対的な世界というニーチェの「権力への意志」の構想は、ヴィトゲンシュタイン哲学における、世界の限界である私たち=私たちの言語と、何らかの類似点を持っているのではないか。

  • 戦争を支持するのはどうかと思う。女性差別的であるし、精神病者もけなしている。大衆を畜群という。私は弱者であるし、そうであっていいと思う。勝手に勝ち誇っていればいいと思った。私こそ王者なのである。ニーチェを飛び越えねばならない。たかがニーチェではないか。

  •  
    ── ニーチェ/原 佑・訳⦅全集13 権力への意志 下 19931201 ちくま学芸文庫⦆
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/448008083X
     
    (20231018)

  • 永遠回帰。
    無限の未来と無限へと伸びていく過去。終末も創造もない。

    ニヒリズム(極限的)と生の「肯定」がその「瞬間」に重なり合う「永遠回帰」の世界?

  • ニーチェ全集13 権力への意志(下)

  • ¥105 書き込みあり

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