ローマ帝国衰亡史 6 第39-44章 (ちくま学芸文庫 キ 2-6)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (450ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480082664

作品紹介・あらすじ

ヨーロッパ古代世界に最大の版図をもち、多年隆盛を誇ったローマ帝国はなぜ滅びたのか。この「消えることのない、永遠の問い」に対する不朽の解答-18世紀イギリスの歴史家E・ギボンの名筆になる大歴史書の完訳。西ローマ帝国滅亡後、舞台はコンスタンティノポリスを首都とする東ローマ帝国に移る。この帝国の中興の祖とうたわれるユスティニアヌス帝と皇妃テオドラ、勇将ベリサリウスの時代を跡づけ、現代法律学にも影響を及ぼすローマ法とユスティニアヌス法典を語る。

感想・レビュー・書評

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  • 本巻では西ローマ帝国滅亡後の,コンスタンティナポリスを首都とする東ローマ帝国について,主にユスティニアヌス帝の治世について書かれている。ユスティニアヌス法典,聖ソフィア聖堂などの建立,帝国統治の行政改革などと,ユスティニアヌスは東ローマ帝国の最盛期の代表的な皇帝である。

  •  理性の時代18世紀の政治家E.ギボンによるビザンツ帝国の歴史概説(というには濃厚だろうか)。この巻最後の第44章はローマ法制史に充てられています。

     この時代の概説書として歴史家の間でバイブルとなっているのはG.オストロゴロスキー『ビザンツ帝国史』なのだそうで、本気でこの時代を勉強したいのであればそちらを読んだ方がいいと思います。

     本書は欧米の教養ある人々を対象に書かれているので、日本人が読むとよくわからない比喩や引用が含まれていてかなりとっつきづらいです。
     また、この時代は個性的な人々が登場し、読者としてはそこら辺に興味を惹かれることもあると思いますが、ギボンは人物について一定の解釈を与えることに関心は無いらしく、ちょっとモヤモヤするのではないでしょうか。

     ギボンの関心はどこにあったんですかね、民俗であるとか戦略であるとか、時代と地域を隔てた人々にも有益な知識となるように過去を再構成しているのかもしれません。彼は歴史家である以前に政治家ですからね。

  • じぶんのあたまではりかいできなかった。

  • 少しずつ読んでいたのがGWのおかげでやっと読了。
    西ローマ帝国滅亡後からスタート。ユスティニアヌス一世(大帝)とベリサリウスとの微妙なパワーバランスが印象に残るところです。

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