日本的経営の明暗 (ちくま学芸文庫 ク 1-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480084361

作品紹介・あらすじ

日本の企業は従業員に何を要請しているのか。また海外進出日系企業は現地労働者との間にどのような緊張を抱えているのか。職制の権威、人事考課の正統性、能力主義的平等のなかで自発と強制がないまぜになった「日本的経営」。海外でのその営みを知ることは、私たちの企業社会の枠組みを構成する諸要素の意義、そこにこめられている経営のニーズの理解に役立つ。「日本的経営」が労働者の生きざまにとってもつグローバルな意義を、その光と陰を、国内外の工場における徹底したフィールドワークをもとに浮き彫りにする力作。

感想・レビュー・書評

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  • 分類=日本式経営。98年9月。

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著者プロフィール

1938年三重県四日市市生まれ。1961年京都大学経済学部卒業(1969年経済学博士)。1996年社会政策学会学術賞受賞。甲南大学名誉教授。著書に、『国家のなかの国家──労働党政権下の労働組合・1964-70』(日本評論社、1976年)、『新編 日本の労働者像』(ちくま学芸文庫、1993年)、『能力主義と企業社会』(岩波新書、1997年)、『女性労働と企業社会』(岩波新書、2000年)、『リストラとワークシェアリング』(岩波新書、2003年)、『格差社会ニッポンで働くということ』(岩波書店、2007年)、『労働組合運動とはなにか──絆のある働き方をもとめて』(岩波書店、2013年)、『私の労働研究』(堀之内出版、2015年)、『過労死・過労自殺の現代史──働きすぎに斃れる人たち』(岩波現代文庫、2018年)など多数。長年の映画ファンとして、その分野のエッセイストとしても知られる。

「2022年 『スクリーンに息づく愛しき人びと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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