解読古代文字 (ちくま学芸文庫 ヤ 11-2)

著者 :
  • 筑摩書房
3.62
  • (2)
  • (4)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 30
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480085047

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • さまざまな古代文字の解読史。『ギルガメシュ叙事詩』を邦訳した著者だけにオリエント関係は詳しいが、そうでもないものもある(マヤ文字の説明は書かれた当時としても古いのではないか)。
    元本の出版が1980年、文庫版が1999年で補足説明がなされているが、20世紀後半「まで」の解読史として読む必要がある。参考文献もあげられているが、これも今となっては古いかも。

  • (2001.04.26読了)(2000.10.16購入)
    (「BOOK」データベースより)amazon
    遺跡の発見にとってもたらされる古代の文字。これらの文字の解読への道は困難ではあるが、計り知れないほどの意義を持ち、これほど古代へのロマンをかきたてられるものはない。ロゼッタストーンの象形文字の解読に13年を費やしたシャンポリオン、粘土書板からノアの方船の話に似た洪水の物語を含む『ギルガメシュ叙事詩』を見出したジョージ・スミス、シベリアで見つかった古代トルコの文字、ケルトのオガム文字、梵字の起源…失われた文字を解読し、古代文字への挑戦の歴史を概観するとともに、現代の暗号をも読み解く「解読」について多方面からアプローチする。

    ☆関連図書(既読)
    「ピラミッドの秘密」コットレル著・矢島文夫訳、みすず書房、1957.06.05
    「ギルガメシュ叙事詩」作者不詳・矢島文夫訳、山本書店、1965.07.30
    「世界最古の物語」H.ガスター著・矢島文夫訳、現代教養文庫、1973.12.30
    「古代エジプトの物語」矢島文夫著、現代教養文庫、1974.12.15
    「メソポタミアの春」矢島文夫著、玉川選書、1975.07.01
    「失われた古代文字99の謎」矢島文夫著、産報、1976.11.10
    「アラビアン・ナイト99の謎」矢島文夫著、サンポウブックス、1978.03.03
    「ヘブライの神話」矢島文夫著、筑摩書房、1982.12.15

  • ●2007年12月頃読了
    私には少し文章が難しかった(汗
    しかし様々な古代文字を紹介してあり、この本1冊で多くの文字について知ることができた。
    当時の学者たちの解読への道のりは、大変という言葉では言い表せない程困難に満ちたものなのなんだなぁ

  • しっかりとまとまっていて読みやすかった。

  • ええ。凄いΣb( `・ω・´)グッな本です特に私みたなマニアには。色々な文字の歴史が瞬時に解ります。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1928-2006年。東京生まれ。東京外国語大学フランス科卒、学習院大学文政学部哲学科卒。アジア・アフリカ図書館館長。著書に『文字学の楽しみ』『解読---古代文字』など多数。訳書に『文字』『シャンポリオン伝(上下)』、監訳書に『文字の世界史』『王家の谷』『ピラミッド』など多数。

「2015年 『古代エジプト文字ヒエログリフ入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

矢島文夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×