モードの帝国 (ちくま学芸文庫 ヤ 6-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480089557

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    わたしたちの身体感覚を大きく揺さぶり、性のありかを変容させるモードというこの浮薄なもの。
    「見せかけ」こそすべてというモードは、常に新たな誘惑のゲームを仕掛け、とらえてみても“空虚”があるばかり…にもかかわらず誰もが魅せられてやまないのはなぜか。
    ファッション写真、衣服のディスプロポーション、靴の文化史など、歴史のなかのモードを斬新な切り口で考察し、20世紀のモードを創造したシャネルを圧倒的迫力で描く。
    装うことの意味とそこから立ち上がる世界をきらびやかに論じるファッション論。

    [ 目次 ]
    1 空虚のエロス
    2 ファッション/誘惑ゲーム
    3 惑乱しに、とモードは言う
    4 シャネル皆殺しの天使
    5 タイタニックからシャネルまで
    6 ドレスの涙

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 妖艶な本でした。

    この本を構成している、写真、文章、ないし個々の言葉自体が優雅でファッションそのもの。

    バルトが述べるように、全ては形式であってモード、女性遍く全てを規定すのは言葉なんだ。

  • 山田登世子は、最初は『においの歴史』の訳で知ったのだけれど、こちらはこちらで、やはり、おもしろい。

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著者プロフィール

フランス文学者、愛知淑徳大学教授

「2012年 『「こころ」とのつきあい方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田登世子の作品

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