数学的センス (ちくま学芸文庫 ノ 4-2 Math&Science)
- 筑摩書房 (2007年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480090560
感想・レビュー・書評
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20170925
数学の入門書。教育者でもあり、『ゲーデルエッシャーバッハ』の訳者でもある野崎氏の著作。
数学にまつわる思考法をあらゆる側面から切り出し説明するもの。
1つに、仮定する力というものがある。分からないものを感性をベースに位置を捉える。その後正しい推論を駆使し、分かる範囲の公理(仮説)まで持って行く。結果が出ればそれが、答えでもあり自分の推論法を補正する。ここでのポイントは分からないことを恐れないこと、答えも鵜呑みにしないこと、推論を補正することである。
2つに、仮説→証明の証明プロセスにおいてシンプルさと美しさを追求することである。人を納得させることにおいて、感性に訴えるためには美しさは必須であろう。
文学論で答えのない批判論争にうんざりしたため、美しい解がある数学に癒しを求める。
仮説力を高めたい。
条件を一つ一つ洗う癖をつける。
具体例
かりに
補正
背理法
帰納法
統計的背理法→能率を考えると対偶を取り、最短の仮説を分析詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
系推薦図書 総合教育院
【配架場所】 図・3F文庫新書 ちくま学芸文庫
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=189019 -
いい本だとは思うが自分には少し難しかった。
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数学についての可笑しくも真面目なエッセイ。
分からないということ、が素晴らしい。最後の確率は驚天動地であった。 -
筑摩書房のツイッターから
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サイエンス
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945円購入2010-02-26
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・すべての場合をもれなく列挙するテクニック――?カルノー表?キャロル表?オイラー図?樹形図
・まるでわからないようなときは、かまわずさきに進む――壁の向こうで求めていた光を見出すこともある -
78pどうしてもわからないと思っていても、考えぬいている間に感性のアンテナが四方にのびてゆくらしく、何かがひっかかればひらめきが生ずる。そこで味わう発見者の喜びは、教師からはめったに与えられない、学ぶ側だけの喜びである。
・ファーブルの偉さ
・吉田耕作先生:わかりやすいように、抽象的に話してください。 -
「分かりやすい」と紹介されていましたが、イマイチ… 内容もそんなに知的好奇心を刺激されるものでもないし、正直言って期待はずれでした。