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- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480091512
作品紹介・あらすじ
現代フランス思想をリードするナンシー。彼にとって思考とは、単独者の測り知れない重みを測ることに他ならない。「桜の樹は暗色の果実によって重々しくなっていて、摘み取ろうとする手に枝はおのずから身をゆだねてくる」と歌うヘルダーリンに導かれて、世界の重みへと身をゆだねる。重みへの、自己回帰なき、露呈こそが神的なことなのだ。ナンシー思想の核心、「詩人の計算」「ヒュペーリオンの悦び」の二篇のヘルダーリン論、哲学の彼方(ハイデッガーとデリダ)と宗教の彼方との深淵な対話「神的な様々の場」、デリダとの熾烈な論争を生み、壮大な問題系を切り拓く「キリスト教の脱構築」を収録。
感想・レビュー・書評
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ユダヤ教は神を伴った無神論。
プロテスタントは神を伴わない有神論。
カトリックは神の中にあらゆる神々を崇拝すること。
イスラム教は空虚な叫びに至るほど純然と声高に神を布告すること。
仏教はあらゆる神々の中に神を崇拝すること。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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