コンピュータ・パースペクティブ: 計算機創造の軌跡 (ちくま学芸文庫 イ 43-1 Math&Science)
- 筑摩書房 (2011年8月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480093844
作品紹介・あらすじ
20世紀を代表するデザイナーのイームズ夫妻が企画・制作し、ニューヨークのIBM館内で開催された展示を書籍化。19世紀はじめにチャールズ・バベッジの構想した「解析機関」から戦後の巨大電子計算機が登場するまでのコンピュータの軌跡を、500点を超す貴重な写真・資料とともに辿る。社会、経済、軍事など現実のさまざまな場面で生じる課題に挑んだ理論家・技術者たち、そして彼らの試行錯誤の末に生み出されたユニークな機械。いくつもの流れが交錯し、影響を及ぼし合いながら、やがて汎用コンピュータへと収束していく過程を浮き彫りにする。
感想・レビュー・書評
-
Official Site of Charles and Ray Eames
https://www.eamesoffice.com
筑摩書房 コンピュータ・パースペクティブ ─計算機創造の軌跡 / チャールズ&レイ・イームズ 著, 和田 英一 著, 山本 敦子 著
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480093844/詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
系推薦図書 総合教育院
【配架場所】 図・3F 文庫新書 ちくま学芸文庫
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=188834 -
監訳:和田英一、訳:山本敦子、原書名:A COMPUTER PERSPECTIVE:Background to the Computer Age(Eames,Charles;Eames,Ray)
プロローグ◆1890年代◆1900年代◆1910年代◆1920年代◆1930年代◆1940年代◆エピローグ -
新書文庫
-
コンピュータ(計算機)の歴史を見る書。IBMの博物館を歩いて、その技術の変遷を辿れる。ノートやバラックにも見えるメカの塊に何かしらの興奮を覚える。当時から軍事目的の開発が多かったようだ。
この書は大判で読むと写真も大きくなりより楽しめるのだろう(出版はされたようだが今は入手困難かと)。訳が、あえてなのだろうがかなり直訳的で日本語として読みにくいところが残念。 -
1-4 ネットワーク・通信理論・コンピュータ
-
19世紀からのコンピュータの歴史に関することが明記されていて、興味深い。
コンピュータって、計算機だったんだ、ってことを改めて思い返す。
今でこそ小さなパソコンだが、すごい歴史があるのだ。 -
まあまあ面白かった
-
1890〜1940年代の60年間にわたる電子計算機の起源と初期の発展を振り返る図版中心の本。文庫化された経緯は知らないが、やっぱりこの手の本は大判で読みたいなぁ。
論理自動機械、統計機械、計算機械という独自に起きた3つの潮流がプログラム記憶方式の発明により「汎用」電子計算機へと発展する過程がよくわかる。
IBMのColumbia Difference Tabulator (aka Packard)を"Super Computing Machines Shown"と評したNew York Worldの記事は1920年ではなく1931年らしい。
http://www.columbia.edu/cu/computinghistory/packard.html