ガロワ正伝: 革命家にして数学者 (ちくま学芸文庫 サ 19-3 Math&Science)
- 筑摩書房 (2011年7月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480093912
感想・レビュー・書評
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わずか20歳で決闘に散った天才数学者エヴァリスト・ガロワの伝記。「正伝」と第二ある通り、最新の研究成果を基にした記述を心がけてあるので信頼がおける。当時の社会状況や、ガロワ理論についての解説もある(残念ながら、私にはガロワ理論は良く分からなかったが)。ガロワに心を寄せるあまり肩入れしすぎと思われる個所もあるが、ガロワがどんな人であったかを知りたいという人には適切ではないだろうか。
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何といってもガロワに対する著者の思い入れが強い。
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系推薦図書 総合教育院
【配架場所】 図・3F文庫新書 ちくま学芸文庫
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=189040 -
B289.3-ササ
300478914
20歳7か月…恋愛事件で決闘、死す。
著者によると、白土三平の傑作漫画「カムイ伝」なるものがあり、その伝記から漏れた逸話に「カムイ外伝」なるものもある。しかし、夭折のガロワには「外伝」はなく、「正伝」として真正面から実際に迫りたいとしている。
21世紀の数学はガロワの理論を抜きに語れない。 -
残念ながら私には難しすぎた‥。ガロアの時代背景や政治的活動などにも触れているものの、参考文献や人物名が大量にでてくるうえに、文体も難しく話がおえなくなった。以前に読んだ「フェルマーの最終定理」は、数学的知識や歴史に疎くてもとても楽しめたが、今回はハードルが高かった。