- Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480097149
感想・レビュー・書評
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/737855詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
父が購入していたもの。販売する前に一応目を通してからと。
ある程度教会に通っている者にとっては、ほとんど理解している内容。一応おさらい程度にパラパラと。
あくまでも事典なので、特に面白いも面白くもないもないという事で。。。。。
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・エリヤ
エリヤの生涯の終わりの場面は美しい絵巻のようです。エリヤとその弟子エリシャが別れの言葉を語らいながら歩いていると、突如ふたりの間に火の車と火の馬があらわれ、エリヤはつむじ風によって天に引きあげられていくのです。
・神の国
ここでは、イエスの「神の国」の特徴をつぎの三点にしぼってまとめておくことにします。(1)「国」という用語からわかるように、領土を意味しています。しかしこの世の王や皇帝の支配する領土ではなく、神が支配する領土であり、そして神の支配が目前に迫っているとイエスは語ったのです。(2)神の国に入るための条件として、イエスはひたすら悔い改めることを説きました。この世の身分、地位、富、財産、性別や人種、そしてユダヤ教徒であることさえもなんの役にも立たない。悔い改めとは生き方の転換。それはかぎりなく「謙遜」と「慈悲」に近い言葉です。(3)神の国は人間が力ずくや政治のかけひきで実現できるものではなく、神の力による神の支配の実現として、ある日、ある時やってくるとイエスは教えました。その時がいつなのかはわかりませんが、それが目の前に迫っていることをイエスは「時は満ちた」と語ったのです。
・ヤハウェ
イスラエルの神の呼び名。これをあらわす四個のヘブル文字にあたる言葉「YHWH」はすべて子音からなり、母音記号が完全に消えてしまっているため、いったいどのように発音されていたのか、それはもはや復原不可能。「ヤハウェ」という呼び名は、神がホレブ山でモーセに明かした名前「わたしは有って有るもの」から類推して考察された呼び名。……ユダヤ人がモーセ十戒の第二条「わたしの名をみだりに唱えてはならない」を厳しく守り、神の名を唱えることを避けてきた結果、神のほんとうの名前がついにわからなくなってしまったという嘘のようなほんとの話。 -
聖書に出てくる人名、地名、用語の類が簡単に説明されている。タイトルの通り、わからない単語をひくのではなく、パラパラとめくったり目次を眺めたりして、興味を惹かれた箇所をつまみ食いするくらいがちょうどいいい。
また、聖書を読むときの参考にするというより、例えば聖書の一場面を描いた絵画を見たときなんかにちょっと参考にする、といった使い方が合うようにも思う。 -
重要なキーワードについて丁寧に解説されている。関連なども書いてあり親切。読み通すこともできるし聖書の傍らで参照することも出来る。大きな流れは聖書を読むにしてもひとつひとつの項目についての知識を得るには便利な本だと思う。聖書のお供に。という感じ。
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良い本です。岩波ジュニア新書の再録だそうで、文章が易しく、また聖書学者である筆者の学識と客観性に裏打ちされた内容です。事典形式ですが、まさに「読む」ためのもの。関連する項目に参照がつけられているのもよく、両方を読み返してさらに理解を深めることができます。