ラーメンの誕生 (ちくま学芸文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 55
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480099006

作品紹介・あらすじ

中国のめんは、いかにして「中華風の和食めん料理」へと発達を遂げたか。外来文化を吸収する日本人の情熱と知恵。丼ぶりの中の壮大なドラマに迫る。

感想・レビュー・書評

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  • 本の名前と通り、ラーメンの歴史について知ることが出来て面白かった。まさか唐菓子がラーメンのルーツにもなってたとは。
    身近にある何でもない食べ物でも、突き詰めてみると色々面白い発見があるもんだね。

  • 食べることに興味がない私はラーメンをあまり外で食べたことがない。
    今回の書籍は教養としてのラーメンと言うことでとても興味深く拝読した。
    ラーメンは運動部、カレーは文化部と表現されていたが、食べる行動それぞれに名称がついており全く知らない言葉だったが故に非常に楽しく読むことができた。

    胃腸が弱く、1日一食べることが精一杯の私にとって、ラーメン1杯を完食するのは非常にハードルが高く、食べたくても食べられないが読むだけで味わえる書籍は非常に嬉しい。

    ====
    ジャンル:リベラルアーツ
    出版社:光文社
    定価:1,705円(税込)
    出版日:2022年01月30日

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    青木健(あおき けん)
    1969年、埼玉県生まれ、日本大学藝術学部卒
    ラーメン業界を専門に、デザイナー、イラストレーター、漫画家、エッセイストなどとして活躍中

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    flier要約
    https://www.flierinc.com/summary/3041

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/738377

  • すでにラーメンのルーツは色々な本で語られていて、
    明治から芽吹いて戦後に一気に花開くという内容
    はご存知と思います。

    明治時代から戦後まで時間を要するのは、途中に
    戦争などがあり、物資が圧倒的に不足していた
    という事情によるものです。

    しかし中国からの麺料理は、はるか昔から日本に
    入っていて、かつ日本にはソバやウドンなどの
    麺料理が存在していたのに、なぜ「ラーメン」的
    な料理は定着するまで時間がかかったのか。

    なぜ江戸時代からあるソバウドンがラーメンへの
    進化を遂げなかったのか。

    考えてみれば不思議な話ですが、そんな謎に迫る
    一冊です。

  • 【新着図書ピックアップ!】ラーメン。国民食と言っても過言ではない、かもしれない。中国めん料理の発達史をひもとき、著者は日本のめん食文化について語る。うどん、そば、そうめん、ちゃんぽんから支那そば、ラーメンのルーツ。そして即席めんを開発した安藤百福さんの語録や東南アジアの麺料理にまで及ぶ。今、その百福夫妻をモデルにしたテレビドラマが放送されている。ハセヒロとサクラが出ている、あのドラマである。このドラマを見ると、誰も思いつかないことを成し遂げる大変さとラーメンがすぐ食べられる喜びを感じる。同じくこの本を読めばラーメン好きな人はもちろん、そうでない人にも日本の食文化を楽しく味わえること間違いなし。

    [New Book!] You will find this book makes you hungry and feel like eating CUP-NOODLES.

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著者プロフィール

1931年生まれ。食文化史研究家。東京大学農学部農芸化学科卒業。日清製粉(株)勤務後、1994~1997年、放送大学食文化史担当。全国調理師養成施設協会『調理用語辞典(改訂版)』の編集委員。主な著書に、『明治洋食事始め とんかつの誕生』(講談社学術文庫)、『コムギ粉の食文化史』(朝倉書店)、『カステラ文化誌全書』(共著、平凡社)、『日本の味探究事典』『世界の味探究事典』『コムギ粉料理探究事典』『コムギの食文化を知る事典』『食の文化を知る事典』(東京堂出版)、『ラーメンの誕生』『たべもの起源事典 日本編』(筑摩書房)などがある。

「2019年 『ラーメンの誕生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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