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- Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480102119
感想・レビュー・書評
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日本が戦争へとまっしぐらに向かっているときに書かれ発禁処分となった「マルスの歌」、奇譚を一文で描いた「曾呂利咄」、まるでSFのような「鷹」と、小説の短編・中編は、まるで講談を聞いているかのような語り口に、つい引き込まれた。
文芸を論じた「虚構について」も、こと小説に限らず芸術一般に通じる論考で、筆者の深い見識が感じられた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ちくま日本文学全集011
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おとしばなし和唐内
マルスの歌
二人権兵衛
八幡縁起
安吾のいる風景
張柏端
敗荷落日
曾呂利咄
江戸人の発想法について
焼跡のイエス
狂歌百鬼夜狂
虚構について
諸国畸人伝(より1編)
霊薬十二神丹
鷹 -
明晰さと官能の同居。
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2013/4/15購入
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確かに強靭な文体であり、濃密な作品世界を創出している。小説に於いて小気味良い文章も、評論、エッセイとなると些かアクが強いか。
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