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- Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480355010
感想・レビュー・書評
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明治から昭和にかけて活躍した、過激にして愛嬌のある反骨のジャーナリストが発行していた雑誌を、甥の吉野らがセレクトして6冊に編集したもので、そんじょそこらの通俗的な雑誌とは一線を画する痛快無比、痛烈無比な内容。
政治家などの腐敗やインチキな広告を暴露、執拗に糾弾すること(による社会の浄化)を旨とし、一方で、新年号に意味ありげな付録を付けて読者の射幸心を煽ったり(当然、付録には仕掛けアリ)、最終号には、シニカルに「自殺号」と銘打ったり、とあの手この手で縦横無尽に言葉遊びを楽しんでいる。そのため、罰金、入獄、発行停止もなんのその。理屈抜きにオモシロイ。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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