与太郎戦記 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 114
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480420695

感想・レビュー・書評

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  • なるほど世評どおり、気軽に読める戦争体験記の佳作です。昭和16年初めの入営から敗戦までの著者の体験を軽妙に書いてあるので、幅広い読者に受け入れられるでしょう。
    で、ここから何を読み取るか、日本軍隊の組織と体質、近代日本社会の特性、庶民の生き方、などなど他の本と合わせて読めばもっと色んなことが見えてくるでしょう。

  • 柳昇の見た大戦、笑いのなかに哀しみがある、そんな真実

  • 「陸軍落語兵」がすごくおもしろくて、前後も読もうと手にとりました。徴兵検査からはじまり、戦中、終戦へ。濃密ながら軽妙な文章で、リズムがあって、それだけに船上戦のむなしさにつらくなりました。
    まるで高座を見てるようでした。

  • 新作落語一筋で一大人気を博した故春風亭柳昇師匠が、中国各地や中台海峡部を転戦した軍隊生活を描いた大ヒット手記です。娯楽作品ですから、面白おかしい作品になっています。しかし戦争です。多くの戦友が戦死していきます。自分より年上で妻子持ちの兵隊が戦死していくことに心を痛めるし、戦死者の多さに感覚が麻痺していく自分の心情を吐露していきます。
    そして、日本占領下でもしたたかに生きていく中国人の姿を通して、戦後も民族の誇りをもって生き抜こうと決意していきます。
    戦争のある真実が行間を通じて浮かび上がる作品です。
    鶴見俊輔の解説がユニークです。

  •  
    ── 春風亭 柳昇《与太郎戦記 1969‥‥ 立風書房 20050210 ちくま文庫》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/448042069X
     
     春風亭 柳昇 5 落語 19201018 東京 武蔵野 20030616 82 /籍=秋本 安雄/筆名=林 鳴平
     
    …… わたくしは、春風亭柳昇と申しまして、大きなことを言うようで
    すが、今や春風亭柳昇と言えば、我が国では…(沈黙)、わたし一人で
    ございます。(Wikipedia)
     
    …… 鳥井 雅子さん、今日は本当に、ようこそいらしてくださいました。
    あなただけが…(沈黙)、わたしよりも年長です(20140320 卒寿祝賀会)。
     
    (20130527)
     

  • 岡田さんから借りた

  • 感想未記入

  • 故春風亭柳昇師匠の戦争体験記です。

    落語家らしい軽妙な文章で、とても面白いです。

  • ・7/19 読了.やっぱりこっちも読んでみたくなった.それにしても780円とは結構高いな.結構こういう戦争体験記は人によってかなり違いがあるだろうが、運のいい人ばかりのものを読んでる気がする.

  • もう いない、、、

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