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- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480421036
作品紹介・あらすじ
一葉が小説と同様の情熱で綴った日記のうち、その生涯を語るうえで欠かせない主な出来事を詳細な脚注・参考図版とともに収録。また文庫版では初となる書簡も併せて掲載した。明治という時代のなかで、書くことを通じて自己実現を図ったひとりの女性作家の内的世界を十分に味わえる画期的な作品集。資料篇として、緑雨、露伴のほか半井桃水、平塚らいてう、長谷川時雨、幸田文らの回想記・作家論も付す。
感想・レビュー・書評
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新書文庫
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終助詞『ばや』にものすごいエネルギーを感じました。感じ入りました。半井桃水への深い心よせ、世間に対しての関心、戸主として生きていくこと、書くことへの思い、全てが圧倒的で、引き込まれました。こんなに一生懸命読んだのは久しぶり。読んでよかったです。馬場孤蝶との書簡のやりとりを読んだら、滋賀へ行きたくなりました。
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若くして死んだ樋口一葉はこまめに日記を書いた。窮乏のあえいではいたが、暮らしは清らかで、曲がった道は歩いていないという自負を窺わせている。「我に罪無ければ、天地おそろしからず」
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