しくじった皇帝たち (ちくま文庫 た 37-6)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480423993

感想・レビュー・書評

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  • 高島俊男さんの中国史エッセイ。詳しくは<a href="http://d.hatena.ne.jp/rockfield/">こっち</a>に書いてあります。

  • 流石は高島俊男。
    前後半で文体が違うのだが(理由は読めば解る)、どちらも面白いことにはかわらない。
    まず煬帝についてだが、文章が平易なためにわかりやすく、引き込まれ、文章が平易であるにも関わらず読み応えがあると文句のつけようが無い。
    隋末唐初という時代の面白さがよくわかったし興味が湧いた。
    後半は建文帝出亡伝説を扱った幸田露伴の「運命」に触れているわけだが、
    露伴翁を二流とバッサリ斬り捨てていて、まさに愉快痛快。
    こういう文章を書けるのは高島氏以外におるまい。
    本当にこの人の本にハズレはない。

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著者プロフィール

高島 俊男(たかしま・としお):1937年生れ、兵庫県相生市出身。東京大学大学院修了。中国文学専攻。『本が好き、悪口言うのはもっと好き』で第11回講談社エッセイ賞受賞。長年にわたり「週刊文春」で「お言葉ですが…」を連載。主な著書に『中国の大盗賊・完全版』『漢字雑談』『漢字と日本語』(講談社現代新書)、『お言葉ですが…』シリーズ(文春文庫、連合出版)、『水滸伝の世界』『三国志きらめく群像』『漱石の夏やすみ』『水滸伝と日本人』『しくじった皇帝たち』(ちくま文庫)等がある。2021年、没。

「2023年 『「最後の」お言葉ですが・・・』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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