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- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480423993
感想・レビュー・書評
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高島俊男さんの中国史エッセイ。詳しくは<a href="http://d.hatena.ne.jp/rockfield/">こっち</a>に書いてあります。
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流石は高島俊男。
前後半で文体が違うのだが(理由は読めば解る)、どちらも面白いことにはかわらない。
まず煬帝についてだが、文章が平易なためにわかりやすく、引き込まれ、文章が平易であるにも関わらず読み応えがあると文句のつけようが無い。
隋末唐初という時代の面白さがよくわかったし興味が湧いた。
後半は建文帝出亡伝説を扱った幸田露伴の「運命」に触れているわけだが、
露伴翁を二流とバッサリ斬り捨てていて、まさに愉快痛快。
こういう文章を書けるのは高島氏以外におるまい。
本当にこの人の本にハズレはない。