- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480424952
感想・レビュー・書評
-
人物にスポットを当て、著者との交流、インタビューを元に書かれている部分が多いため、充実度はかなり上。武見太郎、坪井栄孝の人物評、反官僚としての日本医師会、また日医総研設立のくだりは興味深いです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
誰もがそうじゃないけど、自分が日本国で暮らしていながら、その政治を司る中枢にはあまり興味が向かないのと一緒で、医師会にしても、そこまで注意を払ったことはなかった。でも、実際の政治史が色んな事件で綴られてきたのと同様、医師会の歴史も、色んな紆余曲折を経て今に至っていることが、あらためて認識された。医師会の中における政治的やり取りのみならず、実際の政治家との駆け引きも取り上げられていたり、武見太郎の人物像も浮き彫りにされていたりで、興味深く読みすすめられた。自分の中での医師会に対する注目度が上がったことは間違いないす。
-
医師会の歴史がまとまっていて面白い。
やっぱり、武見・坪井両会長が果たした役目は大きかった。 -
889夜
-
厚生省はテイタラク。役人に一番ないのは夢とロマン。彼らは国民のためとか国のためという意識が低く役所のためという意識が強い。それも役所全体という感覚でなく今自分が属している局への帰属意識だけが強い。
洋書を見て、他の本に書いていないことは、この本のどこにあるのかを見つけて、そこだけを読めばいいのだ。そのためにはいつも知識が整理されている必要がある。長々と書いているだけでほとんど意味のない本が日本にも外国にも多い。