- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480425041
感想・レビュー・書評
-
「こおろぎ嬢」と「第七世界彷徨」が好き。後者は登場人物たちの恋の様子が素晴らしい。個人的には「新嫉妬価値」に納得。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
川上未映子氏が好きだというので、読んでみた。
『アップルパイの午後』だとか、もう確信犯だ。
いつの時代を生きていても、女子が持つ、この感覚がずっとずっと閉じ込めて来たんだ、と。
筆者は、それをずっと追い求めて追い駆けてきたけれど、きっとそれを実現できなかった人。
それでこそ、この文体が持つ、この世界は行き続けるんじゃないのかと。
特徴的な文体なのかもしれないけれど、これははまると、逃れられない、永遠に魅せられた。
道玄坂の某名曲喫茶にて、どきりとさせられた、「初夏の夜、山村氏は四五人の友人と道玄坂にある珈琲店に行った。」(山村氏の鼻) -
「第七官界彷徨」が読みたくて。
-
勧められて。
「第七官界彷徨」
なんだろう、昭和の少女マンガ?みたいな。
とぼけたおかしさと、ふんわり淡い乙女心。
不思議でした。
登場人物の真面目に深く考えていることが、ちょっとずれてるところとか。頭のなかを映像がふわふわと浮かんできました、佐々木倫子さんの画で。 -
▼実は読み終わってましたよということで。第七官界彷徨、やわらかい癖にすごくコワク的でステキすぎる。エキセントリックが嫌味じゃないのって、この人くらいだと思うな。
▼『水の彼方』を読んだあと、急に思い出して読み返した。どこか、印象が似ているんだ。水のにおいっていうか……んー。 -
収録作品には恋を主題にした作品が多く、文学少女のロマンチックな世界観が展開されていておもしろい。
その中で白眉は代表作の『第七官界彷徨』。その感性は美しく、じんわりと胸に響くものがある。 -
透明で閉ざされた、永遠の乙女。
-
読みにくいはずなのに、感じさせない、
洗礼された言葉が多い。
尾崎翠は最近ブームだね。 -
流し読み・・・にもいたらず、パラパラ漫画状態でした・・・反省(*_ _)ノ
-
静かなパン屋の片隅で、菓子パンでもかじりながら読みたい一冊です。
個人的なお気に入りは「歩行」。
恥じらいと小さな恋と、心の微かな動き。素晴らしいです。