文豪怪談傑作選　芥川龍之介集　妖婆 (ちくま文庫 ふ 36-14 文豪怪談傑作選)

著者 : 芥川龍之介

制作 : 東 雅夫 

• 筑摩書房 (2010年7月7日発売)

感想・レビュー・書評

[クーコさんの感想 · 2023年2月26日]

ドッペルゲンガーや夢の不思議な話や。
時代背景も相まって、今とはまた違った不思議さ妖艶さを感じるお話揃いでした。芥川龍之介の世界にどっぷり浸かれて面白かった。

[ひので寿さんの感想 · 2023年8月18日]

妙な話
黒衣聖母
影
奇怪な再会
アグニの神
妖婆
魔術
二つの手紙
春の夜
孤独地獄
幻燈（「少年」より）
西洋人（「保吉の手帳から」より）
午休み（「保吉の手帳から」より）
海のほとり
蜃気楼　或いは「続海のほとり」
死後
夢
凶
文藝雑話　饒舌
近頃の幽霊
英米の文学上に現れた怪異
Ｔｈｅ　Ｍｏｄｅｒｎ　Ｓｅｒｉｅｓ　ｏｆ　Ｅｎｇｌｉｓｈ　Ｌｉｔｅｒａｔｕｒｅ序文抄
市村座の「四谷怪談」　附御所五郎蔵
新編・妖奇怪異抄
椒図志異

[綱吉さんの感想 · 2019年7月6日]

最初のが、わおってなった。
こういうオチは好き。
四谷怪談のも面白い。
芥川って自分の中で、なんか薄い。
読めば面白いんだけどね。
最後の文語のは読めなかった。

[inuinuyamaさんの感想 · 2018年10月19日]

2010-8-21

[ヴェロニクさんの感想 · 2018年10月8日]

芥川の作品こんなに読んだの初めてじゃないかな。
妖婆のパターン好きなんですね。
大正ロマン溢れて、かなり登場人物の鬱進んじゃってる雰囲気且つ怪談でどれも素敵でした。
川向こうの水気の多い怪談ー、て感じ。
保吉シリーズが最高に好み。

[miegorengさんの感想 · 2018年6月20日]

編の仕方はあまり面白みないが、
初めて椒図志異読めて面白かった。
最近のペラペラ文章ばかり読んでると
たまに読む芥川がとても心地よい。

[Pukasanさんの感想 · 2018年4月7日]

龍之介が書いたドッペルゲンガー関連の作品がずらりと揃っているので大変お得。その他にも怪談、怪奇方面に寄っている作品、エッセイ収録。
芥川編集、The Modern Series of Engish Literature（旧制高校の英語副読本）の目次が収録されてるのですが、作品ラインナップがとても面白そうな物ばかりで……こんな英語副読本なら学生も喜んで読んだかもしれないですね。

[kiyosiさんの感想 · 2012年10月3日]

『妙な話』

『黒衣聖母』

『影』

『奇怪な再会』

『アグニの神』

『妖婆』

『魔術』

『二つの手紙』

『春の夜』

『孤独地獄』

『幻燈（「少年」より）』

『西洋人（「保吉の手紙から」より）』

『午休み（「保吉の手紙から」より）』

『海のほとり』

『蜃気楼　或いは「死海のほとり」』

『死後』

『夢』

『凶』

『文藝雑話　饒舌』

『近頃の幽霊』

『英米の文学上に現れた怪異』

『Ｔｈｅ　Ｍｏｄｅｒｎ　Ｓｅｒｉｅｓ　Ｅｎｇｌｉｓｈ　Ｌｉｔｅｒａｔｕｒｅ序文抄』

『市村座の「四谷怪談」』

『新婦・妖奇怪異抄』

[ＥＺＭさんの感想 · 2011年5月17日]

5/17
「夢」は、葛巻義敏編『芥川龍之介未定稿集』に「人を殺したかしら？」という題名で載っているものとほとんど同じなんだけど、未定稿集には続きもある(誰かが蛇足だと評していたけど)。
芥川龍之介におけるドッペルゲンガーという題材を考える上で必要な「二つの手紙」や「凶」、「影」などをまとめた稀有な仕事で、作品はもちろんアンソロジーとしても評価できる。

[echuyohさんの感想 · 2011年4月24日]

アグニの神

著者プロフィール

1892年（明治25）3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年（昭和2）7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」