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- Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480429568
作品紹介・あらすじ
三十年来肝胆相照らす仲の論客三人が、古今東西の文学作品をめぐって、世にはびこる愚説迷論を糾弾し、庖丁さばきも鮮やかに料理する。古典の名作から時代小説や児童文学まで。食わず嫌いはもったいない。ざっくばらんのごった煮の妙味を、心ゆくまでご賞味あれ。
感想・レビュー・書評
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この三人が同人誌をやっていたとは。凄い。
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ドストエフスキーの不朽の名作の続編として日本のSF・ミステリー女性作家が書いた!読みながらあの名作の続きを見るような幸福感を味わいながら、この世界に没頭した。確かに「前作」は神の存在を問う宗教小説でありながら、ミステリーの面もあり、ミステリー謎解きの観点から13年前の「カラマーゾフ事件」を解き明かしていくイワン。そしてアリョーシャ、コーリャ、グルーシェンカ、リーザ、カーチャなどの登場人物の性格造型がしっかりしている。あたかもドストエフスキー自身が書いたような錯覚さえ感じた。宗教的な深さまで望むのは酷である。しかし、「前作」を読んでいない人は読まないことを奨める。あまりにもイメージが強烈で誤解を持つといけないから。
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