いつも夢中になったり飽きてしまったり (ちくま文庫 う 38-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480430892

感想・レビュー・書評

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  • 植草甚一はDJなんだなと思った。自分からオリジナルなものを生み出すというより、手にした外部からの素材を自分なりに繋ぎ合わせてそこからなにかを引き出すという。だから膨大なインプットを必要としたのだろう。アウトプットしたいから無理やり書くということはなかった。だから、植草甚一本人が改めて言いたいことなんて極論すればなにもなかった、とさえ言えるのではないか? このエゴのなさ。膨大な情報の海に溺れそうになりながら読み、もちろんその博識に舌を巻くのだけれどそれ以上に彼の内的世界の恐るべき空虚さをこそ崇拝したく思った

  • かっこいいおじさまだったんだろうなぁと。趣味があまり合わなかったので、じっくりら読めず、残念。、

  • 2013年9月10日 初版、並、カバスレ、帯なし、ちくま文庫
    2014 年6月24日伊勢BF

  • 1975年刊行のエッセイ集。当時の風俗、ファッション、ジャズ、ロック、映画に関するあれこれ。特に、現在では名を残しているジャズマンのリアルタイムの体験記は、当時の熱狂ぶりが伝わる。

  • 今回は内容がある程度テーマ毎に分類してあったためか、ひとつひとつのエッセイがすり抜けてしまうようなときが多かった。とくにモダンジャズに関してはなんらの予備知識も持っていなかったので、あまり覚えていない。

  • 祝復刊、祝文庫化

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    「男子の憧れJ・J氏。欧米の小説やジャズ、ロックへの造詣、ニューヨークから東京の街歩きまで、今なおフレッシュな感性で綴られるエッセイ集。」

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著者プロフィール

1908年、東京生まれ。文学、ジャズ、映画評論家。『ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう』で日本推理作家協会賞受賞。おもな著作に『ぼくは散歩と雑学がすき』『ワンダー植草・甚一ランド』など。1979年没。

「2015年 『ひんやりと、甘味 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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