悪魔が憐れむ歌 ――暗黒映画入門 (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 67
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480437075

作品紹介・あらすじ

政治的に正しくなく、安っぽいショックの中にこそ救いとなる表現がある。映画に「絶望と恐怖」という友人を見出すための案内書。解説 田野辺尚人

感想・レビュー・書評

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  • 「映画秘宝」界隈について思うところあるが、ほぼ唯一信じたいと思っているのが、この人。
    田野辺、町山、柳下すら胡散臭い・キナ臭いが、ヨシキさんだけは「サタニックな常識人」すなわち良心として、活躍を続けてほしい。
    ビザールをビザールに語ることが上品に通じるという話芸は、この人にしかできまい。
    語学と常識と教養こそが、ビザールに姿を変えようとも、下劣さに自分を貶めないための要点だと、「すっぴん」の「シネマストリップ」のトークを通じて教えてくれた、恩人。

  • 最近雑誌周辺が騒がしいが、それはそれ。

  • 「意志の勝利 コロンバイン事件」が特に感動的でした。

  • 紹介されている映画は未見のものが多く、面白そうな映画をずいぶんと見落としてるんだと気づかされ、アマプラ等で見てみようと思った。映画を見て感じる事は人それぞれだと思うがベースになる知識は必要で、そういう意味でも良書。

  • サブカル評は筆者の嗜好が偏っていればいるほどおもしろい説。

  • 2021-11-05
    実は映画秘宝の冷笑的な雰囲気はあまり好きではない。けどそれは取り巻く界隈の話で、執筆者はみんな露悪的だがあいにあふれている。そんなことを再確認した。

  • 映画の世界には、政治的に正しくなく、安っぽいショックに満ち、度を超した暴力と破壊を描き、だからこそ救いになる表現が残っている。ヤコペッティからスピルバーグまで、映画の中に「絶望と恐怖」という友人を見出すための案内書。
    初めて観た映画が『グレート・ハンティング』の私だから、町山智浩氏の名言「学校や親が教えてくれないことを映画から学んだ」が映画という文化の本質だと思っている。本作に登場する映画作品も全て私好み。モンド映画よ、永遠なれ。

  • マニアックな映画達を一気に知れる。
    ヤコペッティという監督を知れたのはデカい!
    映画ってタブーも許されるし、オマケに面白く見れたりするから素敵

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著者プロフィール

1969年生まれ。映画ライター、アートディレクター、デザイナー、チャーチ・オブ・サタン公認サタニスト。
著書に『悪魔が憐れむ歌――暗黒映画入門』(ちくま文庫)、『高橋ヨシキのサタニック人生相談』(スモール出版)、『高橋ヨシキのシネマストリップ 戦慄のディストピア編』『高橋ヨシキのシネマストリップ』(共にNHKラジオ第1「すっぴん! 」制作班・編/スモール出版)、『ヨシキ×ホークのファッキン・ムービー・トーク!』(てらさわホーク・共著/イースト・プレス)などがある。

「2021年 『ヘンテコ映画レビュー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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