- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480437228
作品紹介・あらすじ
最強の企業家、ガブリエル・シャネル。彼女のブランドと彼女の言葉は、抑圧された世界の女性を鮮やかに解き放つ──その伝説を一冊に。解説 鹿島茂
感想・レビュー・書評
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「世界をまるごと殺した女」という帯に興味を惹かれて購入。
ファッションブランドにそこまで詳しくなくても面白い一冊だった。
ココ・シャネルの言葉を引用しつつ、シャネルブランドの成り立ちなどが順に書かれているのでファッション史の勉強にもなる◎
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「ファッション界の革命家」
この一言が本当に似合う女性だと思いました。
一度きりしかない人生、誰かの真似をして生きるのではなく、自分自身に生きてこそ、人々の記憶に残るのだと、この本が教えてくれた気がします。 -
名言集じゃないタイプのシャネルについての本を読んでみたくて、こちらをチョイス。
シャネルの言葉ももちろんたくさん出てきますが、生涯の仕事やどんな人生を歩んだか、どのような点が革新的だったかなど、エッセンスがぎゅっと詰まった評伝でした。
著者の「皆殺しの天使」というワード、最初はちょっと自分に酔ってドヤってるんじゃないかと斜に構えて読み始めましたが、確かにシャネルの革新的なファッションや考え方は、貴族社会ファッションの否定から始まっていることがわかり、なるほど納得。
著者のシャネル愛が強すぎて、ちょっと読みづらい部分もありますが、シャネルの功績が包括的に纏められている良書でした。
今では当たり前となっている、ジャージやツイードの素材、リップスティック、ショルダーバッグ……全部、シャネルの発明です。
機能性の追求と洗練の両立。
男性社会・貴族社会の中で自分のスタイルを切り拓いていくシャネルの姿は今でも憧れます。
量産型・著作権への考え方も、とても興味深いものでした。
「真似してOK」というのは、エッセンスは完全には真似できないという絶対的な自信があってこそ。かっこよすぎです。
謎めいたプライベートも含めて、今も世界を魅力するシャネルのエッセンスが詰まった1冊。 -
【オンライン読書会開催!】
読書会コミュニティ「猫町倶楽部」の課題作品です
■2021年11月3日(水)20:30~22:15
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「皆殺しの天使」という言葉に惹かれて購入。
シャネル製品全く無知だしいっこも持ってないけど彼女が人生の過程でどれほど当時のモードを皆殺しにしてきたか、世界へのアグレッシブさに圧倒される。散りばめられたシャネル自身の言葉たちがひたすらかっこよい。
シャネル、製品については全然興味ないしまあ可愛いねふーんみたいな感じだったんだけどこれ読んだらちょっとシャネル買ってみようかな…と思えてくるからすごい 香水も全く疎くて「ナンバー5」すら知らんのだけど、ちょっと手始めに口紅とか買ってみようかしら…(リップスティックもシャネル発明!)